サーモフィッシャーサイエンティフィック、 アジア太平洋地域での細胞治療開発の加速に向けて、 シンガポールにて協力支援プログラムを開始

サーモフィッシャーサイエンティフィック(Thermo Fisher Scientific )

From: 共同通信PRワイヤー

2023-03-27 09:27

AsiaNet 99566

サーモフィッシャーサイエンティフィック、
アジア太平洋地域での細胞治療開発の加速に向けて、 シンガポールにて協力支援プログラムを開始 ジャパングループ本社内の「再生医療クリエイティブ・エクスペリエンス・ラボ(T-CEL)」とも連携


シンガポール(現地時間2023年3月27日PR Newswire)-サーモフィッシャーサイエンティフィック(以下、サーモフィッシャー)は、アジア太平洋地域における細胞治療開発を加速させるため、シンガポールにて細胞治療に関する新たな協力支援プログラムを開始したことを発表します。本プログラムでは、サーモフィッシャーが2022年10月にシンガポールに開設したセルセラピー・コラボレーション・センターがアジア太平洋地域のハブの役割を担うことで、細胞治療や遺伝子治療分野の医薬品開発に取り組むお客さまが治験薬製造や商業的成功を早期に実現できるよう、要望に応じて支援します。また、サーモフィッシャー ジャパングループの再生医療クリエイティブ・エクスペリエンス・ラボ Thermo Fisher Scientific Creative Experience Lab(以下、T-CEL)とも連携し、日本のお客さまへの開発支援も行います。

【画像: (リンク ») 】
セルセラピー・コラボレーション・センター(シンガポール)

サーモフィッシャー ヴァイスプレジデント兼セルアンドジーンセラピー ジェネラルマネージャーのBetty Wooは次のように述べています。
「サーモフィッシャーは本プログラムを通じて、細胞治療や遺伝子治療に取り組むお客さまに対し、高度な科学的専門性、製品技術、ワークフローをサポートし、製造プロセスの最適化を支援しつつ、サーモフィッシャーの細胞治療ソリューションを常に改善することで、現実的な課題の解決に取り組んでいます」

細胞治療および遺伝子治療は、既存の医薬品や外科的治療では根治が困難である希少疾患や難治性疾患を治す可能性を秘めた医療として期待され、注目を集めています。これらの治療に関する重要な学術的知見や臨床上の画期的な成果は現在もなお活発に報告されている一方で、その医薬品開発については、製造スケールの拡張性や物流上の制約、規制の壁といった課題に直面しており、実用化が遅れる原因となっています。

こうした課題に取り組むため、サーモフィッシャーは、細胞治療や遺伝子治療に取り組むお客さまの研究開発から商用生産までを支援する統合的なソリューション (リンク ») を開発しました。本プログラムを通じてサーモフィッシャーの協力支援を受けるパートナーは、以下の先進的な製品に触れて早期に技術を習得することができます。
●Gibco CTS DynaCellect Magnetic Separation System (リンク ») (閉鎖系自動細胞分離システム)
●Gibco (リンク ») Xenon Electroporation System (リンク ») (閉鎖系エレクトロポレーションシステム)
●Gibco (リンク ») Rotea Counterflow Centrifugation System (リンク »)  (閉鎖系自動細胞処理システム)

また本プログラムでは以下のようなサービスを提供しています。
●サーモフィッシャーのテクニカルエキスパートによるプロトコル開発およびプロセスの最適化
●臨床応用へ迅速に移行するための製品に応じたレギュラトリーサポート
●実用化に向けた製品選択やプロセスのスケールアップ、サプライチェーンの計画、リスク低減など継続的なサポート

サーモフィッシャーはこの協力支援プログラムを通じて、細胞治療や遺伝子治療の医薬品開発に取り組むお客さまのプロセス開発や技術移転、製造スケールアップを後押しし、一日でも早く画期的な治療が患者さんに提供されることを目指します。

本プログラムは、サーモフィッシャーが2022年10月、シンガポールにアジア太平洋地域の著名な研究者や開発者、有識者など、50人以上を招待し開催したイベント「2022 Cell & Gene Therapy Expert Forum」において、正式に発表されました。

イベントに参加した、Prescient Therapeutics サイエンティフィック・アフェアーズ シニアヴァイスプレジデントのRebecca Lim氏は次のように述べています。
「サーモフィッシャーの協力支援プログラムに参加することで、私たちのOmniCARプラットフォームの新規のプロセス開発に向けて、非ウイルス法を用いた閉鎖系自動細胞製造ソリューションの可能性を知ることができました」

またConsortium for Clinical Research and Innovation, Singapore (CRIS) CEO の Danny Soon 准教授は次のように述べています。
「細胞治療および遺伝子治療の分野では、1つの企業や組織が単独で活動できないことは明らかです。重要な障壁を克服し、次世代治療の市場投入を加速させるためには、エコシステム全体でのコラボレーションとパートナーシップが不可欠です。サーモフィッシャーの協力支援プログラムの取り組みは、アジアにおける開発を加速させる有効な手段となり得ると考えています」

サーモフィッシャーサイエンティフィックの本プログラム関する情報はこちらをご参照ください。
thermofisher.com/collabcenterpartnership (リンク ») (英語)

またサーモフィッシャーは本プログラムを通じて、日本のお客さま向けに2022年10月にサーモフィッシャー ジャパングループ本社内に新設したT-CELとも連携し、日本市場における開発支援を進めています。本プログラムで使用する実機はT-CELにも展示しており、直接触れて確認することができます。T-CELでは再生医療分野における革新的な製品の見学に加え、デモンストレーションも実施し、お客さまの研究開発や製造プロセスのご検討にお役立ていただけます。T-CELの詳細、訪問予約・お問い合わせは下記サイトをご参照ください。
(リンク »)

 
※プレスリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承、ご注意をお願いいたします。

■サーモフィッシャーサイエンティフィック インコーポレイテッドについて
サーモフィッシャーサイエンティフィック インコーポレイテッド(本社:米国マサチューセッツ州ウォルサム)は、科学サービスを提供するグローバルなリーディングカンパニーであり、収益は400億ドルを超えています。私たちのミッションは、私たちの住む世界を『より健康で、より清潔、より安全な場所』にするために、お客さまに製品・サービスを提供することです。私たちはライフサイエンス研究のさらなる加速、分析における複雑な課題の解決、研究室の生産性向上、臨床診断性能と治療の向上、患者さんの人生を大きく左右する医薬品開発・製造に取り組むお客さまを支援します。当社のグローバルチームは、Thermo Scientific、Applied Biosystems、Invitrogen、Fisher Scientific、Unity Lab Services、Patheon、PPDといった業界をリードするブランドを通じて、革新的な技術、購入における利便性、医薬品開発・製造サービスにおいて、他に類を見ない組み合わせを提供します。
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画像説明:セルセラピー・コラボレーション・センター(シンガポール)

(日本語リリース:クライアント提供)



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