ステートレスなzkRollupを手がけるINTMAX、シードラウンドで約6.5億円の資金調達を完了

ゼロに近いガスコストとデータ主権の両立を可能とするzkRollupにより、Ethereumの暗号技術をベースとした新しい社会インフラの構築を目指す

zkRollupプロジェクト「INTMAX」を手がけるRyodan Systems AG（本社：スイス、代表取締役：日置玲於奈、以下：当社）は、シードラウンドで6.5億円の資金調達を完了したことをお知らせいたします。

zkRollupとは、ゼロ知識証明を活用したEthereumのLayer2スケーリングソリューションとして現在最も注目を集めている領域です。その中でも、INTMAXのアンストッパブルでステートレスなzkRollupは通常のRollupにはなく今まで両立が不可能とされていた、ほぼゼロに近いガスコストとデータ主権の両立が可能な仕様を併せ持っています。



zkRollupとは、ゼロ知識証明を活用したEthereumのLayer2スケーリングソリューションとして現在最も注目を集めている領域です。その中でも、INTMAXのアンストッパブルでステートレスなzkRollupは通常のRollupにはなく今まで両立が不可能とされていた、ほぼゼロに近いガスコストとデータ主権の両立が可能な仕様を併せ持っています。

現在のEthereum Layer1は、1日で最大10万人程度しか利用できないという数の限度、ガス代の高騰が原因で利用層が偏ってしまうという課題があります。私達はこの課題を解決し”すべての人に”プログラマブルな財産権を与える事”がブロックチェーンの本来のあるべき姿であると考えてきました。

また、これまでは、分散性を妥協して拡張性を得るタイプのブロックチェーンが多かった事に対し、最近では分散性を保ちながら拡張性を持たせるという、本来のブロックチェーンの良さを保ったままスケーラビリティをもたらすLayer2技術の重要性が見直されています。

現在様々なLayer2が生まれてきておりスケーラビリティの向上に貢献していますが、INTMAXは、メインネットローンチの1日目からシーケンサーの分散化を行いアンストッパブルなブロックチェーンの実現を目指しております。また、1日で10億人が利用しても問題ないスケールを提供できます。グローバルな財産権のインフラになるべく今後も開発に精進して参ります。
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投資家について

今回のラウンドでは、HashKey Capital、Bitscale Capital、B Dash Ventures、SNZ、Antalpha Ventures、Scroll、Mask Network、Dora Hacks、East Ventures、MZ Web3 Fund、Tané、SGverse Pte. Ltd.、Hyperithm、Stacker Ventures、Cryptomeria Capital、WAGMI Ventures、Zephyrus Capital、Pragma Ventures、TRGC、 Alchemy Ventures、 Big Candle Capital、BreakOrbit Ventures、HG Ventures、Meteorite Labs （順不同）等、黎明期よりブロックチェーンを支えるVCから日本国内のVCまで、幅広いVCの方々にご参画頂きました。

またエンジェル投資家として、Ethereum 暗号研究者であるJustin Drake、Gitcoinの創業者であるScott Moore 、元Coinbase CTOでエンジェル投資家として著名なBalaji Srinivasan、The Daily Gwei 創業者のAnthony Sassano氏（順不同）にもご参加頂いております。


投資家（一部抜粋）からのコメント

B Dash Ventures株式会社 ディレクター　西田隆一氏

EthereumのLayer2の実装は現在ブロックチェーンでもっともホットな領域だと考えています。その中でも、INTMAXはzkRollupによる拡張性を採用しながら分散性にこだわったユニークな存在であり、今後、多くのユーザーによって利用されることを期待しています。

Ethereum 暗号研究者　Justin Drake氏
Rollupとplasmaのアイデアを組み合わせた有望かつ未開拓のデザインです。INTMAXは、このようなRollupとplasmaのハイブリッドを探求する私が知る唯一のチームとして差別化を図っています。

Gitcoin 創業者 Scott Moore氏
スケーリングソリューションの可能性のフロンティアを広げるだけでなく、INTMAXのようなプロジェクトがLayer2エコシステムの地理的な多様性を高めることに興奮しています。次の10億人のユーザーにEthereumを届けるための活動は、ポジティブサムゲームです。

HashKey Capital investment manager Harper Li氏
Intmaxのスケーリングとカスタマイズなプライバシー機能を提供するLayer2ソリューションは、技術革新を実現しています。その主な特徴は、プレコンセンサスメカニズム、ステート差分、限定的なオンライン仮定を持つzkRollup、Liveness/Safety Separationのコンポーネントにより、zkRollupのガス代をほぼゼロにすることです。

The Daily Gwei 創業者　Anthony Sassano氏
現在イーサリアムのレイヤー2領域では多くのイノベーションが起きていますが、INTMAXのようにロールアップとプラズマのハイブリッドで構築しているようなものはありません。INTMAXのソリューションが完全に構築され、人々がその上に斬新なアプリケーションを構築するようになったら、どのようなものになるのかとても楽しみです。


Ryodan Systems AG 代表取締役 日置玲於奈 コメント

世界的にも厳しい経済環境で多くの不安の中、Ethereum Layer2やステートレスな暗号技術の仕組みに深い理解をもち、共に挑戦してくださる方々が世界、そして日本に多くいることを大変嬉しく思います。


INTMAXとは

INTMAXが提供するアンストッパブルでステートレスなzkRollupは、世界で初めてニア・ゼロ・ガスコスト(ほぼゼロに近いガスコスト）とデータ主権の両立を実現したEthereum Layer2として期待をされており、国内外のEthereumコミュニティから多くの人が開発プロジェクトやエコシステムが参加しています。2021年に同開発プロジェクトの代表・コファウンダーによってアルゴリズムが考案され、Ethereumにより世界中のインターネットユーザーの財産権が確立されることを目標に活動してきました。


INTMAXの今後のロードマップ

・2023年Q2 Ethereum mainnet上で試験運用開始。
・2023年Q4 INTMAX mainnet始動。自由なバリデーター/マイナーの参加が可能に。INTMAX mainnetローンチ初日からシーケンサーの分散化を行います。

日本企業の課題を解決
INTMAXは、NFTが実社会で使われていく事を想定しています。その際に、ブロックチェーンにもカスタマイズできるプライバシーが重要視されてくる事を予想しています。INTMAXのカスタマイズ可能プライバシーは、今後の多くの人がweb上に資産を載せる時代において、主流の動きになると確信しております。
また１度のトランザクションで複数種類のNFTを同時に送れるバルクトランスファーもサポートされ、企業のNFTユースケースにも活用して頂けます。
最後に、まもなくリリース予定の生体認証を利用したウォレットレスウォレットは安全でシームレスなUXであり、短期的にも長期的にも直接的なメリットを手に入れられることが約束されます。


Ryodan Systems AGについて

INTMAXと呼ばれるzkRollupを開発するスイスに拠点を置く企業です。INTMAXのアンストッパブルでステートレスなzkRollupは通常のRollupにはない、ほぼゼロに近いガスコストとデータ主権の両立が可能な仕様を併せ持っています。2022年にEthereum Foundationからのグラントも取得しており、2023年にはCrypto Valleyで最もパフォーマンスの高いブロックチェーン・プロジェクトTOP50に選出されました。
Ryodan Systems AG： (リンク »)
INTMAX： (リンク »)
INTMAX Twitter： (リンク »)
INTMAX Github： (リンク »)

プレスリリース提供：PR TIMES (リンク »)