国境なき医師団 x ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2023連携企画 「気候変動と人道危機の現実――世界のいまを伝える映像の可能性」

国境なき医師団

From: PR TIMES

2023-04-27 20:16

オンライン配信 5月21日(日) 14:00~15:00

国境なき医師団(MSF)は5月21日(日)、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2023」(略称:SSFF & ASIA)との連携オンライントークイベントに参加します。

MSFが活動しているのは、戦争や紛争が起きている場所や、感染症が蔓延する地域、暴力や貧困など様々な理由で住む場所を追われた人びとが集まる難民キャンプなどです。しかし、昨今の気候変動により、洪水で清潔な水や医療へのアクセスが断たれたり、干ばつがもたらす食料不足の発生、降雨量の変化によるマラリアやコレラといった感染症の増加など、人道危機下に暮らす人びとは更なる困難に直面しています。今回は、気候変動が人道危機に追い打ちをかけている状況について現地の写真や映像とともに3人の登壇者がトークを展開します。



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1人目は、写真家の渋谷敦志氏です。今年3月に強力なサイクロン「フレディ」が襲ったアフリカ南東部マラウイ。土砂崩れや鉄砲水によって家屋や道路、橋が流され、医療へのアクセスが断たれるなどの被害にあった現地で、4月末から5月にかけて取材をしています。そこで目の当たりにした気候変動による影響の実態を現地の写真や映像とともに報告します。2人目は地球規模の課題について伝え、解決策を考える朝日新聞のインターネットサイト「with Planet」編集長でジャーナリストの竹下由佳氏。自身の経験をもとに、「私たちにできることは何か?」を参加者とともに考えます。そして3人目は、太平洋中部のキリバス共和国(以下、キリバス)で活動中のMSF産婦人科医の森田恵子です。キリバスは地球上で最も気候変動の影響を受けやすい場所の一つと言われています。海面上昇による土壌や水源の塩害、海岸の浸食などにより健康上のリスクにさらされている人びとに医療援助を提供しているMSFの活動について現地から中継でお話しする予定です。

このイベントは6月6日(火)から始まる同映画祭に先立ち、様々な角度から世界の映像制作の現場を伝え、そこから見えてくる現代の社会課題や映像表現について考えるイベントで、SSFF & ASIAのYouTubeチャンネルにて無料で視聴できます。

概要



「気候変動と人道危機の現実――世界のいまを伝える映像の可能性」 
開催日時: 2023年5月21日(日) 14:00~15:00
配信方法:YouTube Liveにてオンライン開催
参加費: 無料
定員:なし
申し込み: (リンク »)
お申込み時に登録いただいたメールアドレスに、後日YouTube視聴URLをお送りします。
特設サイト: (リンク »)
問い合わせ:event@tokyo.msf.org

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登壇者プロフィール


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写真家
渋谷 敦志(しぶや・あつし)
1975年大阪府生まれ。高校生の時に一ノ瀬泰造の本に出会い、報道写真家を志す。大学在学中に一年間、ブラジル・サンパウロの法律事務所で働きながら本格的に写真を撮り始める。卒業後、ホームレス問題を取材したルポで国境なき医師団主催の1999年MSFフォトジャーナリスト賞を受賞したのをきっかけに、アフリカへの取材を始める。日本写真家協会展金賞、コニカミノルタフォトプレミオ、視点賞・視点展30回記念特別賞など受賞。ノンフィクション『まなざしが出会う場所へ--越境する写真家として生きる』を新泉社より刊行。2023年4月23日~5月10日(予定)でアフリカ南東部マラウイのサイクロン被災地を取材。

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ジャーナリスト
竹下 由佳(たけした・ゆか)
1988年 広島県生まれ。2011年、朝日新聞社入社。名古屋報道センター、岐阜総局、大阪編集センターを経て、2017年より政治部で勤務。2020年よりデジタル部門で若手ビジネスパーソン向けメディアの立ち上げに携わり、インターネットメディア「ハフポスト日本版」への出向を経てwith Planet編集長。

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国境なき医師団 産婦人科医
森田 恵子(もりた・けいこ)
1986年埼玉県生まれ。2012年富山大学卒業後、富山大学附属病院で初期研修を行う。東京都立広尾病院、富山大学附属病院を経て、国境なき医師団の産婦人科医として、2022年南スーダンで活動。2023年4月からキリバスで活動中。




国境なき医師団(MSF)について


民間で非営利の医療・人道援助団体。紛争地や自然災害の被災地、貧困地域などで危機に瀕する人びとに、独立・中立・公平な立場で緊急医療援助活動を届けている。現在、世界約70の国と地域で、医師や看護師をはじめ4万6000人のスタッフが活動(2021年実績)。1971年にフランスで設立、1999年にはノーベル平和賞を受賞。1992年に日本事務局が発足し、日本国内では、援助活動に参加する人材の採用・派遣、人道危機や医療ニーズを伝える証言・広報活動、現地医療活動を支える資金調達などを行っている。

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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