無花果株式会社(所在地:岡山県岡山市 代表取締役:中藤寛人、以下「無花果inc.」)は、小田急電鉄株式会社(所在地:東京都新宿区 社長:星野 晃司、以下「小田急電鉄」)と業務提携契約を締結いたしました。小田急電鉄にてプレ開校するオルタナティブスクール「AOiスクール」の運営に対し、スタッフ研修やスクール運営のノウハウを提供することで、「"よい教育"をつくる。とどける。」ことを共に行なっていきます。
[画像1: (リンク ») ]
■ 提携の背景
文部科学省の最新の統計(*1)によると、コロナ禍による生活環境の変化を一つの要因とし、不登校の児童生徒の人数が過去最多となりました。小中学生の不登校数は前年度から24.9%増え、全国で244,940人です。また、全国の不登校の小中学生の約 36.3%、88,913人が、公的支援や民間支援を受けていない状況です。
「無花果」では、不登校自体は問題ではないと考えています。しかし、子どもたちが何の支援も受けず、学校に通えないことで学びの機会を得ることができないことは、課題であると感じています。
無花果inc.を含む無花果グループは、2021年8月に「無花果もえぎフリースクール」を、2022年4月には高卒資格が取得できる通信制サポート校(学習等支援施設)「無花果高等学園」を岡山県に設立し、「“よい教育”をとどける」ことを目的とした活動を行ってきました。また、今・未来に求められる教育・学校をつくっていくための教員研修・養成システムの開発にも注力しています。
無花果グループで行なってきた教育のソフト面を全国に広げていく最初の活動として、この度小田急電鉄と、オルタナティブスクール事業における業務提携を締結いたしました。
小田急電鉄は、不登校の時間で将来の自立を支援するオルタナティブスクール「AOiスクール」プレ開校します。無花果inc.はスタッフ研修やスクール運営のノウハウ等の提供を通じて、子どもたちが安心して過ごせる自由な学び場づくりに協業します。
また、“よい教育”を実質化するための“よい教師”を養成する「先生のための先生AI」の開発を進め、最新AI技術を用いた教員研修・養成システムを導入することで、「AOiスクール」での教育を一緒につくってまいります。
(※1)令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について
(リンク »)
■ オルタナティブスクール「AOi スクール」について
名称:AOi(アオイ)スクール
概要:不登校を学びの可能性に変えるために取り組むオルタナティブスクール
目的:お子さまの自主性や個性を尊重した学びによって自立を促し、子どもたちの未来への支援を通じて、不登校を学びの可能性に変えること
活動:
・鉄道の仕事内容や電車が動く仕組み、鉄道をテーマにした書籍や教材等を通じてお子さまの好きなことや、やりたいことを突き詰めることの意義を伝えます。
・鉄道事業以外にも、小田急電鉄が手掛けるまちづくり施策やデジタルを活用した新規事業を基に学びの幅を広げます。
対象:小学4年生から中学3年生
場所:小田急マルシェ善行1(小田急江ノ島線善行駅隣接)
期間:2023年9月から2024年8月末まで
料金:1コース(週1回3時間)あたり税込8,000円/月
※ 毎週火曜日・木曜日の10時~13時、14時~17時に実施
※ 1コースあたり定員20名
【クラウドファンディングについて】
企画名称:「不登校を学びの可能性に変える」ことを目指す!小田急運転士の挑戦!
募集期間:2023年5月19日(金)10時~6月30日(金)23時
応募方法:「READYFOR」クラウドファンディングプロジェクトページより( (リンク ») )
目標募集金額:200万円
使途:AOi スクール内装工事費用の一部、教材・書籍等の購入費用、什器輸送費用、クラウドファンディング諸経費等
返礼品一例:
・ご支援いただく金額に応じて、返礼品を進呈します
・返礼品ご不要の方向けのお気持ち応援コースは3,000円から揃えています
[画像2: (リンク ») ]
■ コメント
[画像3: (リンク ») ]
小田急電鉄 別所 尭俊氏
2017年小田急電鉄に入社。
駅係員、車掌を経験後、2019年から運転士。
私は中学生時代に不登校を経験しました。当時の私を支えてくれたのは、大好きな鉄道に関わる時間でした。そのときの想いを振り返りながら、好きなことをきっかけに、将来につながる学びを得られる場所を作れたらと考え、今回のプレ開校に至りました。
私自身もそうでしたが、こどもの好きには生き方を変える力があります。この力を最大限活かして、お子さまや親御さまと一緒に“不登校を学びの可能性に変える”ことにチャレンジしていきたいと考えています。
[画像4: (リンク ») ]
小田急電鉄 鷲田 侑紀氏
2017年小田急電鉄に入社。
駅係員、車掌を経験後、2019年から運転士。
幼少期から鉄道が大好きでしたが、それをコンプレックスに感じて生きていました。その後高校時代に週1日程度学校に行かないプチ不登校を経験しました。そのプチ不登校の経験と高校卒業後の浪人時代をきっかけに改めて自分の夢と向き合い、当社の運転士を志しました。ロマンスカーの運転士という幼いころからの夢をかなえた今は、こどもたちの好きを応援したいという思いでプロジェクトに取り組んでいます。
[画像5: (リンク ») ]
無花果株式会社 代表取締役
中藤寛人
"よい教育"は定義ができないと語られることも多いですが、教育哲学においてそれらを定義し、実践をしていくことは可能です。
「"よい教育"をつくり、とどけていきたい。」
そんな想いを持たれている小田急電鉄株式会社のみなさんと一緒に、AOiスクールの開校・運営に携わることができ、嬉しい気持ちでいっぱいです。
自身の欲求に基づいた「自由」を大切にしながら、他者の「自由」をも大切する感度(自由の相互承認の感度)を育むことができる、教育の本質を体現しているとも言える空間・関係性。それらを土台にした今や未来に求められる教育を、教員(社員)研修やTechをはじめとする様々な手段を用いて、社会に実装してまいります。
■ 小田急電鉄について
[画像6: (リンク ») ]
会社名:小田急電鉄株式会社
本社所在地:東京都新宿区西新宿1-8-3 小田急明治安田生命ビル
代表者:取締役社長 星野晃司
設立日:1948年6月1日(前身の小田原急行鉄道は1923年5月1日設立)
事業内容:鉄道事業、不動産業、その他事業
■ 無花果inc.について
[画像7: (リンク ») ]
会社名:無花果株式会社
本社所在地:岡山県岡山市北区駅元町25-14
代表者:代表取締役 中藤寛人
設立日:2023年4月26日
事業内容:通信制サポート校(学習等支援施設)「無花果高等学園」運営、教員研修・養成システムの研究開発、フリースクール「無花果もえぎ」の運営サポートなど
■ 無花果グループ事業内容
無花果グループでは、無花果inc.とNPO法人無花果(所在地:岡山県岡山市、理事長:中藤寛人、以下「NPO 無花果」)の二つの形態で、「“よい教育”をつくる。とどける。」ための活動を行なっています。
無花果高等学園
無花果高等学園は、週1日以上の通学とレポート学習により、高校卒業資格が取得できる通信制サポート校(学習等支援施設)です。2022年4月に岡山県岡山市にて岡山キャンパスが、2022年9月に岡山県津山市にて津山キャンパスがスタートしました。「一人でも、みんなでも」「好きでも、嫌いでも」「あっても、なくても」の3つのコンセプトを大切に、生徒の希望する今や未来の実現に向けてコースを提供しています。
URL : (リンク »)
公式LINE : (リンク »)
教員研修システム開発
教育事業を行う法人に対し、“よい教育”をより実践していくための教員研修・ノウハウ提供を行なっています。現在、“よい教育”を実質化するための“よい教師”を養成する「先生のための先生AI」を開発中で、今後社会に普及させていきます。
無花果もえぎ フリースクール(NPO法人無花果により運営)
子どもたちに学校以外の居場所をつくるフリースクールです。小学校1年生から高校3年生を対象に、子どもたちが自分たちのペースで「やりたい」ことを見つけ、実現するための場所を提供しています。また、フリースクールで学びの機会を無償提供しながら、受けた相談をもとに適切な機関に繋ぐソーシャルワークとしての相談業務を担う団体として活動を発展させていきます。
URL: (リンク »)
公式LINE : (リンク »)
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
無花果株式会社 広報担当:内海
メールアドレス:pr@1ziku.jp
プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。