日立の社会ビジネスユニット制御プラットフォーム統括本部が開発した電圧・無効電力オンライン最適制御システム「OPENVQ (Optimized Performance Enabling Network for Volt/var(Q))」は、電力系統の設備データや計測データと発電計画や気象予測などの外部情報を組み合わせて電力系統潮流を予測し、送電設備の性能を最大限に引き出す運用を実現するシステムです。送電ロスの抑制をはじめとした効率化の実現が可能になるため、系統信頼性を満足しながら送電可能容量を増加させたり、送電ロスを削減できます。
OPENVQ 実証システムは、NEDO (国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構) の実証事業において送電ロス低減による CO2 削減効果を JCM (二国間クレジット制度) でクレジット化することを目指し、タイ王国発電公社 (EGAT) の北東給電所で運用中です。
そして、OPENVQ 実証システムのグラフィックなダッシュボード画面の開発には、SL 社の RTView が採用されています。ポイント&クリック操作の RTView ビルダーで対話的にカスタム構築できるグラフィックダッシュボード画面では、メニュー選択するだけで任意の JDBC 対応データベースに接続することができ、RTView のディスプレイサーバ機能を使って、コンテンツリッチで高対話性ながらも高速に Web ブラウザで運用できます。
OPENVQ 実証システムのメイン画面には、監視・制御の対象となる変電所全体をグラフィックにアラート表示する「対象エリアマップ」と、エリア全体の総需要や送電損失などの主要な指標がグラフ表示されます。そして、アラートが出ている特定の変電所をクリックすると、その設備詳細の状態変化やログをグラフとテーブルで確認できる「変電所画面」を表示します。
■株式会社 日立製作所 OPENVQ システムについて:
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■SL (Sherrill-Lubinski) 社について:
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