2030年代に導入される次世代の情報通信インフラ「Beyond5G/6G」では、高精細な映像配信やAR・VR、AIの普及等により、通信トラフィックが爆発的に増えることが予想されています。このため通信事業者は、継続的に設備を増強していく必要があり、消費電力やコストの増加が大きな経営課題となっています。
NECでは、UPFの処理効率化を目指し、CPU処理の最適化、メモリアクセスの高速化、メモリアクセス遅延の低減等に取り組んできました(注1)。また性能向上に寄与する最新ハードウェアの評価も継続的に行っており、今回第4世代インテルXeonスケーラブルプロセッサーを使用し、これまでの性能向上施策と合わせることで、NECの試験環境にてUPF1サーバーで世界最高水準スループットとなる1.3Tbpsを実現しました。また消費電力の増加はカーボンニュートラルと密接に関連しており、本UPFでは、インテル(R) Infrastructure Power Manager (IPM) を使用し、効率的な電力使用を可能にしています(注2)。
今回の成果は、モバイルネットワークのトラフィック処理性能を飛躍的に向上し、消費電力やコストの低減に寄与するものです。
NECは今後も提供価値最大化のためにソフトウェア・ハードウェアの技術進化をいち早く取り込みます。そして、社会実装につなげて通信事業者へ貢献してまいります。
(注1) ホワイトペーパー「5Gの価値を最大化する、コンテナ/仮想/物理環境で高性能、かつ柔軟なNECのUPF」
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(注2) 持続可能性の実現:
5Gネットワークのユーザープレーン機能におけるNECの省電力ソリューション
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以上
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