【オリックス環境／オリックス・リニューアブルエナジー・マネジメント】使用済み太陽光パネルの国内販売・再利用を開始

オリックス環境株式会社（本社：東京都港区、社長：山下 英峰）およびオリックス・リニューアブルエナジー・マネジメント株式会社（本社：東京都江東区、社長：佐藤 厚範、以下「OREM」）は、このたび、使用済み太陽光パネルの国内販売ならびに再利用を開始しますのでお知らせします。

2012年に再生可能エネルギーの固定価格買取制度（FIT制度）が導入されて以降、太陽光発電は加速度的に普及しました。太陽光パネルの寿命は一般的に25～30年程度のため、2030年代後半には使用済み太陽光パネルが大量に排出される見通しです。一方、国内においては、再利用ニーズの情報が不足し、リユース商流が確立されていないことから、使用済み太陽光パネルは国内で再利用されず、主に海外へ販売される、または廃棄処分されています。

オリックス環境は、このたび、太陽光発電事業者などから買い取ったさまざまなメーカーや型式の使用済み太陽光パネルを、発電事業者やO&M事業者向けに国内販売を開始します。豊富なラインアップを取りそろえることで、ニーズに迅速に対応するとともに、国内での太陽光パネルの再利用を促進します。使用済み太陽光パネルは、瑕疵の有無や機能の検査を通じて発電に問題ないことを確認の上で販売し、リユース不可の太陽光パネルはマテリアルリサイクルもしくは適正処理※1を行います。

あわせて、OREMはO&Mを担う太陽光発電所にて、使用済み太陽光パネルの再利用を開始します。OREMは日本全国約190カ所、計約700MW※2の太陽光発電所のO&Mを受託しており、過去5年間で自然災害等により破損した太陽光パネル約3,000枚、700kW相当の入れ替え実績を有します。今回、オリックス環境から使用済み太陽光パネルを約170枚取得し、O&Mを受託する太陽光発電所のパネル交換時に使用済み太陽光パネルを活用することで、調達コストの削減や発電の早期回復に貢献します。

今後も両社は、資源の循環利用を促進することで、環境への負荷を低減してまいります。

※1 2020年3月10日付プレスリリース：太陽光パネルの適正処理サービスを全国展開（ (リンク ») ）
※2 2024年3月時点