MICE(ミーティング、インセンティブ、会議、展示会)の市場規模、2030年に1兆4669億4000万米ドル到達見込み

株式会社グローバルインフォメーション

2024-06-04 09:00

株式会社グローバルインフォメーション(所在地:神奈川県川崎市、代表者:樋口荘祐、証券コード:東証スタンダード 4171)は、市場調査レポート「MICE市場規模、シェア、動向分析レポート:イベントタイプ別、地域別、セグメント予測、2024年~2030年」(Grand View Research, Inc.)の販売を6月3日より開始いたしました。
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MICEの市場規模は、2024年からCAGR9.1%を記録し、2030年までに1兆4669億4000万米ドルに達する見込みです。企業は、ビジネス促進のためにミーティング、インセンティブ、会議、展示会(MICE)イベントやインセンティブ旅行を活用し、それによって現地の観光を促進しています。企業が主催するB2B/B2Cイベントの増加と先端技術の利用がイベント産業を牽引しています。多様な文化を持つ国々では、MICEイベントを開催して収益を上げることで、観光部門の活性化に注力しています。また、企業イベントや展示会、従業員のエンゲージメントを目的とした出張者の増加といった要因も、市場の成長を後押ししています。

すべての雇用主が考慮する重要な要素は、従業員のエンゲージメントです。柔軟な職場環境の出現により、レジャー旅行の需要が増加しており、これが市場の成長を後押ししています。展示会主催者によるジオクローニングの採用も成長を促進しています。オーガナイザーや出展者は、国内外の観客とつながる戦略としてジオクローニングを模索しています。ジオクローニングの背景にある考え方は、世界のさまざまな地域で有名な展示会やイベントブランドを複製することです。RELXの一部門であるReed Exhibitionsは、EuroBLECH、RAILTEX、PSE Europeなどのブランドでジオクローニングを実施し、業界の成長に貢献しています。

MICE市場全体で持続可能な慣行が採用されているため、プレーヤーは消費者の支持を得る機会を得ています。国連気候変動会議(COP-26)やネット・ゼロ・カーボン・イベント(Net Zero Carbon Events)などのイニシアチブの影響により、多くの会場、ホテル、航空会社が自社のイベントから生じる二酸化炭素排出量を推定し、環境への影響を削減または相殺することに取り組んでいます。これとは別に、イベントプランナーもクライアントも、持続可能性とESGの方針に沿ったカーボンニュートラルまたはゼロカーボンイベントの開発と実施を目指しています。

市場関係者は、さまざまな顧客ニーズに対応するため、サービスの差別化というコンセプトに注目しています。ブリージャー旅行や報奨旅行への嗜好の高まりは、新規参入企業を惹きつける重要な要因になることが予想されます。企業は、従業員の士気を高め、モチベーションを高めるために、インセンティブ旅行を提供しています。例えば、カナダのラグジュアリー専門旅行会社であるTravel Edgeのレジャー部門は、航空券、クルーズ、バケーション、VIP旅行を専門とする750人近いスペシャリストを擁しており、コーポレート&イベント部門は、100人のコーポレート・トラベル&イベントプランナーを擁し、オーダーメイドでフルサービスの旅行管理ソリューションを提供しています。




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