ゼロパケットロス冗長性とサブマイクロ秒同期を実現：電力送配電網、再生可能エネルギー施設、鉄道遠隔制御、放送ネットワークを支える高可用性ネットワークデバイス「RELY-RB」販売開始

2024年12月13日 、東京都渋谷区、ポジティブワン株式会社（本社：東京都渋谷区、スペイン・ビルバオに本社を置くSoC-eの日本総代理店）は、ミッションクリティカルなシステム向けに設計された高可用性ネットワークデバイス「RELY-RB」の販売を強化します。



◆RELY-RBは、最新のフィールド実証技術を活用し、ゼロパケットロス冗長性とサブマイクロ秒同期を保証する革新的なデバイスです。これにより、電力インフラ、再生可能エネルギー施設、鉄道、放送ネットワークなど、高い信頼性が求められるシステムの中核として機能します。

・　ゼロパケットロス冗長性とサブマイクロ秒同期の重要性
・　ゼロパケットロス冗長性の必要性

**HSR（High-availability Seamless Redundancy）やPRP（Parallel Redundancy Protocol）**に準拠するRELY-RBは、通信障害が発生しても、データの損失を完全に防止します。
冗長なネットワーク構成により、バックアップ経路への即時切り替えを実現し、ネットワークの中断を防ぎます。

◆サブマイクロ秒同期の必要性
・　**IEEE 1588（PTPv2）**対応のサブマイクロ秒同期は、リアルタイム制御が求められるアプリケーションにおいて不可欠です。
・　タイミングのズレを防ぎ、設備間の正確なデータ連携を保証します。



◆市場での失敗例からの学び
安価なデバイスの採用によるトラブル：
・　冗長性が保証されず、停電や設備誤動作による運用コストの増加
・　同期機能が不十分なため、リアルタイム性の欠如によるパフォーマンス低下
・　結果的に高額な再投資が必要となるケースが多発






◆単なるスイッチやルーターの延長とは違います！
RELY-RBは、単なるスイッチやルーターの延長ではなく、特定の産業アプリケーション向けに設計された**「高可用性ネットワークの要」**として機能します。電力インフラや再生可能エネルギー施設など、信頼性が最優先されるシステムにおいて欠かせないデバイスです。

・　ルーターのように異なるネットワーク間の接続を行う機能を持つ一方で、さらに高度な冗長性と同期機能
・　通常のスイッチでは対応できない、ゼロパケットロスや高精度な時間管理が求められる場面で利用

RELY-RBは、ルーターや通常のスイッチとは異なる、高可用性ネットワーク専用の冗長性と同期機能を持つデバイスです。特に、ミッションクリティカルな産業用ネットワークでの使用を想定しています。



RELY-RBは、これらの課題を完全に解決する設計となっており、長期的な信頼性とコスト効率を提供します。

◆主な特長
１．ゼロパケットロス冗長性
IEC 62439-3準拠:
・　HSRおよびPRPプロトコルをハードウェアレベルで実装
・　HSR-HSR、HSR-PRPなどのQuadBoxモードに対応
サブマイクロ秒同期
・　IEEE 1588 PTPv2に基づく正確な時間同期
・　NTP（サーバー/クライアント）対応でシステム全体のタイミングを統一
高度なセキュリティ
・　IEEE 802.1X認証、RBAC（ロールベースアクセス制御）、暗号化通信（HTTPS、SSH）をサポート
簡便な管理機能
・　HTTPSウェブインターフェースとCLIによる直感的な操作性
・　HSR/PRPネットワークステータスのグラフィカル表示

堅牢な設計
・　-40°C～+70°Cの広い動作温度範囲をサポートするファンレス設計
・　DINレール取り付け対応の柔軟な設置オプション
◆技術仕様
通信インターフェース
・　2x 100/1000BASE-SFP HSR/PRPポート
・　2x 100/1000BASE-SFP レッドボックスインターリンクポート
・　1x 10/100/1000BASE-T（X） サービスポート
・　1x PPS出力（MCXコネクタ）
電源入力
・　9VDC～150VDC対応（モデルにより異なる）
寸法と重量
・　RELY-RB 12VDC：105（W） × 164（D） × 44（H） mm
・　RELY-RB 48VDC & 125VDC：105（W） × 164（D） × 75（H） mm
・　重量：1kg

◆認証
・　IEC 61850-3:2013準拠

◆適用分野
・　電力送配電網（ステーションバスおよびプロセスバス）
・　再生可能エネルギー施設（風力発電所のHSRリング接続）
・　鉄道遠隔制御システム
・　放送ネットワークのWANバックボーン

【SoC-e（System-On-Chip Engineering, S.L.）とは】
SoC-e（System-On-Chip Engineering, S.L.）は、2010年にバスク大学の研究グループから設立されたスペイン・ビルバオに本社を置く技術企業です。 同社は、高可用性および決定論的ネットワーキング、サブマイクロ秒同期、サイバーセキュリティソリューションを専門とし、特にイーサネットに焦点を当てた製品とサービスを提供しています。

SoC-eは、FPGAテクノロジーに基づくイーサネット通信ソリューションの世界的なリーディングサプライヤーであり、電気、産業、航空宇宙セクター向けに、最先端のネットワーキング、同期、およびセキュリティ技術を実装するIPコアのポートフォリオを開発しています。

同社の技術は、世界中の100以上のプロジェクトで採用されており、多国籍企業や中小企業が、高可用性イーサネット（HSR/PRP）、正確なタイミング分配（IEEE 1588）、およびワイヤースピードの暗号化実装向けのSoC-eソリューションを統合して、リアルタイムトラフィックを保護しています。SoC-eは、産業用ネットワーク、スマートグリッド、エネルギー管理システムなど、クリティカルなシステム向けに高信頼性の技術を提供し続けています。

【ポジティブワン株式会社について】
社名: ポジティブワン株式会社（POSITIVE ONE CORPORATION）
東京本社: 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ・ウエスト22F
関西本社: 〒651-0087 兵庫県神戸市中央区御幸通8-1-6 神戸国際会館 22F

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ポジティブワン株式会社は、最先端技術と時代を先読みしたエンベデッドソリューションを提供します。海外の有力な技術会社と提携し、多様化する仕様に対応できるOEMハードウェアやISO準拠のツールを提供しています。また、システムコンサルティングからハードウェア、ソフトウェアのシステム受託開発まで、幅広いサポートを行っています。

本件に関するお問い合わせ先
ポジティブワン株式会社
メールアドレス: poc_sales@positive-one.com
TEL: 03-3256-3933
FAX: 03-4360-5301
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