製油所由来の臭気識別で高い分類精度、フランスEllona「WT1」― ミラノ工科大学による3種類の臭気モニタリング機器比較研究 ―

アナリティクセンス株式会社

From: DreamNews

2026-10-08 09:30




アナリティクセンス株式会社(東京都港区)は、フランスEllona社の大気監視センサーシステム「WT1」が、ミラノ工科大学(Politecnico di Milano)による製油所由来の臭気サンプルを用いた比較研究において、3種類のIOMS(臭気モニタリングシステム)の中で最も高い分類精度89.8%を示したことをお知らせします。

本研究「Feasibility Study and Comparative Assessment of IOMS for Refinery Odour-Source Identification」は、嗅覚およびエレクトロニック・ノーズ分野の国際シンポジウム「2026 IEEE International Symposium on Olfaction and Electronic Nose(ISOEN)」で発表されました。



製油所由来の6種類の臭気で識別性能を評価

製油所では、貯蔵タンクや排水処理設備など複数の臭気発生源が存在し、それぞれの臭気は類似した炭化水素系の成分を含むため、発生源の識別が課題となっています。

今回の研究では、製油所で採取された臭気サンプルや、石油製品・中間生成物から実験室で生成されたサンプルが使用され、ビチューメン、原油、燃料油、重質軽油、スロップ、排水処理設備の6種類について識別性能が評価されました。これらのサンプルを用いて、Ellona社の「WT1」を含む3種類の臭気モニタリングシステムの識別性能が比較されました。


WT1が分類精度89.8%を記録

比較試験の結果、WT1は89.8%の総合分類精度を示し、比較された3種類の臭気モニタリングシステムの中で最も高い結果となりました。

また、WT1は特にビチューメン、排水処理設備、スロップなどで高い識別性能を示しており、論文では、臭気発生源の識別において堅牢で信頼性の高い性能を示したと評価されています。


臭気識別を支えるセンサー構成

今回の研究で使用されたEllona社の「WT1」には、4つの金属酸化物半導体(MOX)センサーに加え、光イオン化検出器(PID)、硫化水素およびメルカプタンを検知する電気化学センサーが搭載されています。複数のセンサー技術を組み合わせることで、幅広い臭気成分を検出できる構成となっています。

本研究では、すべてのIOMSが管理された実験室条件で75%以上の分類性能を示し、臭気管理への活用可能性が示されました。実環境での性能については、今後フィールド試験による評価が必要とされています。



論文情報

Feasibility Study and Comparative Assessment of IOMS for Refinery Odour-Source Identification
Politecnico di Milano(ミラノ工科大学)
2026 IEEE International Symposium on Olfaction and Electronic Nose(ISOEN)
DOI: 10.1109/ISOEN68725.2026.11665310



アナリティクセンス株式会社では、Ellona社製品の国内総代理店として、産業施設における臭気・VOC・大気環境のモニタリングを支援しています。
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【本件に関するお問い合わせ先】

アナリティクセンス株式会社
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