--ゼロ書き込みと重複排除はどのように違うのでしょうか。
鬼山氏: 重複排除も容量圧縮にはある程度の効果があります。しかしゼロ書き込みと違ってハウスキーピングの手間がかかる。ハウスキーピングが増えると性能劣化が生じます。HP 3PAR StoreServでは、ゼロ書き込みにはそうしたデメリットはありません。
--HP 3PARは、ストレージのスリム化を果たしたあとも"健康な状態"を維持することを謳っていますが、そこにも何かポイントはあるのでしょうか。
鬼山氏: ストレージを健康な状態に保つには、すべてのディスクを平準化することが大きなポイントになります。すべてのディスクに平準的にアクセスが行われるようにすることで、使われるディスクと使われないディスクといった差が出ないようにするのです。この「ワイドストライピング機能」はシステム全体を健康的に保つために非常に重要です。とくにデータベースシステムを載せるときに大きく影響してきます。データが平準化されているとシーケンシャルアクセスとランダムアクセスが衝突しにくくなるんです。ユーザーが余計なところに配慮する必要がないという点も、スリムで健康なストレージシステムの重要な要素です。
--容量とパフォーマンスをトレードオフにしないということも重要なんですね。
鬼山氏: HP 3PAR StoreServは機種特性が非常に少ない製品です。なのでワイドストライピング機能もフルに使うことができ、すべてのドライブでひとつのRAID 5を組むことができます。他社はせいぜい16本程度ですが、たとえば、HP 3PAR StoreServ7400なら480本でもいけます。
--データの容量を減らすことができれば、運用コストの大幅な削減につながりますね。
鬼山氏:昔は導入コストが問われることが多かったストレージですが、データ量の爆発的な増大から、いまは運用コストを問題にするお客様が非常に多くなってきました。データの量を減らせれば、運用負荷や運用担当者の人件費、電気代、設備スペースなどあらゆるコストを削減できます。そしてそれがお客様の新しいビジネスにつながっていくことがHPの目標なのです。
仮想化ストレージはここ1年くらいでようやく使い物になってきたという感じがします。その中にあってHP 3PAR StoreServはオンラインでデータ移行が可能で、大幅なデータ容量削減でき、さらに日本HPがワンストップで保守を行うので、大きなメリットを感じていただけると思っています。ストレージをスリムに、健康な状態にすると同時に、お客様のビジネスを健康な状態にするお手伝いができればと思っています。