現在のサーバーは"インテリジェント化"と"とにかく安く"に両極化しています。インテリジェント指向のサーバーでも、開発元によって設計思想と実装する機能に差が出てきましたので慎重に見ていきましょう。
仮想化で多数のシステムが集約されると、物理サーバーのトラブルは影響範囲が非常に大きくなります。ですからハードウェアとして自身の稼働監視や自己診断ができることや、監視ソフトウェアとサポートサービスが連携してサービス障害が発生する前に対処できるかどうかが重要になります。本当の意味で"高い信頼性"を実現するには、ハードウェア+ソフトウェア+サポートの包括的なアプローチが必要なのです。
また、仮想化された環境だからこそ物理と仮想の環境を紐付ける情報が重要です。たとえば、あるVMを稼働させている物理サーバーがどのラックのどの位置に収容されているのか。そのサーバーの稼働状況はどうか。温度が異常に上がっていないか。サポート時に求められるシリアルナンバーや保証内容は…。これらの情報はサーバー運用の現場では必須ですが"人が頑張って管理する"には限界があります。このような領域にこそ、サーバーが備えるインテリジェンスを活用すべきではないでしょうか。
HP ProLiant Gen8は"自働サーバー"というコンセプトを具現化した業界をリードするインテリジェントサーバーです。エージェント不要のハードウェアベースのサーバー監視、サーバー自身による自動的な故障箇所の診断と通報、クラウド上で管理できる機器・サポート情報、これらを連携させてサーバー管理を劇的に効率化します。"自働サーバーか否か"で運用負荷に大きな差が出ます。