「仮想化されたからサーバー環境のセットアップは簡単になったんでしょ」とか「リソースも柔軟に追加できるんだよね」とか、ユーザー側の期待と要求はどんどん高まっています。確かに仮想マシンの生成は簡単な手順で行えるようになりましたが、OSのインストールやリソースの割り当てなど要求仕様の構成を従来と同じ手作業で行っていては、運用側の負荷は高まるばかりです。
また、複数のサーバーを横断するライブマイグレーションをはじめ、Hyper-Vの機能を十分に活かすにはサーバーハードウェア環境の"統一"が重要になります。CPUの仕様を合わせるだけでなく、「Intel VTをON、SR-IOV設定をON、CPUの電力管理をパフォーマンス優先で統一」といったBIOS設定も含まれることを忘れてはなりません。
これらは例外なくどのサーバー環境でも必要です。"仮想化が前提の時代"だからこそハードウェア管理の重要性がクローズアップされていると言えます。新世代のハードウェア管理ツールを使えば、様々な設定をプロファイルとして定義し、複数の環境に一斉に適用させることができます。
HPが10年ぶりに刷新した新しいハードウェア管理ソフトウェア「HP OneView」では、複数の設定をとりまとめた"プロファイル"を利用してプロビジョニングをはじめとする膨大な設定作業を自動化します。また、ダッシュボード、スマートサーチ、マップビューなど直感的なインターフェースを提供し、時間や場所を選ばずスマートデバイスから参照・操作できるとともに、仮想化された"見えにくい環境の可視化"にも威力を発揮します。