レガシーな統合ストレージシステムではもう限界 HP 3PARがデータ急増時代のストレージ環境を救う5つの理由

業界で初めてシンプロビジョニング機能を提供した3PAR


志渡みず絵氏

 第4が「シンプロビジョニング」。今や多くのストレージベンダーがシンプロビジョニング機能のサポートをうたっているが、それを世界で最初に開発したのは実は3PARだ。その集大成といえるのが3PAR ASIC に搭載したThin Built-In技術。16KBという細かな粒度で領域の割当/解放を行い、未使用ゼロデータで動的に洗い出す“ゼロ検出”(Zero Detection)を実現する。

 日本HP エンタープライズサーバー・ストレージ・ネットワーク事業統括 ストレージワークス事業本部 ストレージ製品本部 製品マーケティング部の志渡みず絵氏は、「他社のシンプロビジョニングはソフトウェアベースで実装し機能させるため、CPUのパフォーマンスに影響を与えて効果は限定的なものも多いのですが、3PARの場合はハードウェアである専用ASICが担うため性能が落ちず高速に処理することが可能なうえに、シンプロビジョニング機能を使うことで従来の約半分にまでストレージ容量を削減することができるのです」と説明する。

 従来のストレージシステムでは割り当てた後の回収機能が備わっていないため、サーバから削除したデータの領域が再利用されることは無く、無駄(Fat)な状態が解決できないままとなっていた。Thin Built-In技術は「Thin Engine」と呼ばれるストレージスペースの再生に用いる仮想化マッピングエンジンと連携して、割り当て済みで未使用のスペースをアレイから検出して回収し、スリム(Thin)で効率的に容量を使用できるようにするほか、稼働中のほかのワークロードに影響も与えないので、手間をかけずにFatからThinの環境へ移行できるようになっている。

 また、3PAR ASICと「Rapid RAID Rebuild」という機能が連携することでFast RAID 5およびFast RAID 6機能が強化され、従来型RAIDミラーリングと同等の処理性能を保ちながら、データ保護のためのオーバーヘッドを最大66%削減できるようになるという。


3PAR ASIC に搭載したThin Built-In技術によって従来の約半分にまでストレージ容量を削減するシンプロビジョニング機能

Thin Provisioning さらに詳しい内容はコチラから

安全に複数のワークロードを管理できるマルチテナント機能

 そして第5が「マルチテナント」。3PAR内部の領域を論理的に階層化し、各テナントに占有させ権限も与える機能。例えば、メールやトランザクションを管理するワークロード、動画を作成・再生するワークロード、ファイルの構造化を行うワークロードなど、Active Directoryなど認証システムと連携させながらより多くのサービスとストレージを一元管理することができる。

 また、仮想マシンの高密化を実現できるため、特定のアプリケーションのためだけに高価なストレージ製品を購入する必要はなく、生産性を高めながら仮想化プラットフォームへの投資も削減可能になるという。


3PAR内部の領域を論理的に階層化するマルチテナント機能

ケーススタディ1
【導入事例】パナソニック電工のクラウドサービスを支える統合ストレージ基盤

 パナソニック電工インフォメーションシステムズは2002年頃から3PARを導入し、自社基幹システムの統合ストレージ環境を構築・運用してきた。そのシンプルな仕組みと運用の自動化、稼働状況の把握できる機能を高く評価し、次世代情報システム基盤ソリューションの統合ストレージ環境にもHP 3PAR Vクラスを採用。高品質で競争力の高いクラウドコンピューティングサービスを実現している。

ケーススタディ2
【導入事例】基幹業務パッケージのクラウド化と その安定運用を支える統合ストレージ基盤

 ITホールディングスグループのソリューションプロバイダーであるクオリカは、運用管理の非効率を招いていた7系統のSAN環境をHP 3PAR Vクラスのストレージプールに集約。運用の負荷を軽減するとともに、シンプロビジョニング機能でストレージ容量の利用効率を大幅に高めた。さらに、HP BladeSystemc-ClassとVMware vSphereの組み合わせによって仮想サーバー環境の統合を成功させ、SaaS版の生産管理システムの提供を開始している。

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提供:日本ヒューレット・パッカード株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2012年3月31日
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