IT部門キーマン650人緊急調査!「失敗しないクラウド」の条件--クラウド事業者に必要なことは?

ポイント2 クラウドの制約を取り払う努力をしているか

 クラウドの制約を超えて、どれだけ柔軟なサービスで企業ニーズに応えていくか。これは、クラウド事業者にとっては難しいテーマだと言える。というのも、クラウドにも技術的な観点で"できること""できないこと"がある上、企業の置かれた状況により、クラウド活用のフェーズや形態が違うからだ。

 そこでNTTコミュニケーションズでは、従来のクラウドの制約を払拭する最新技術の活用や、より柔軟なクラウドサービスの提供、さらにはサービスラインアップの強化により、企業ニーズに対応しようとしている。

ネットワークも仮想化した「グローバルクラウドサービス」を拡充

 こうした対応の一例が、ネットワーク仮想化を実現する技術「OpenFlow」への参画である。同社では標準化団体に設立当初からたずさわり、最新技術をサービスに適用する取り組みを実践。新しいクラウドサービス「Bizホスティング Enterprise Cloud」を実現させている。同サービスは、ネットワーク仮想化により、ネットワーク・機器の設定を自動化し、オンデマンドでの設定変更を実現するもの。物理ケーブルの設定を始めとした煩雑なオペレーションが不要となるため、価格競争力の高いサービスとなっている。また、国を越えたデータセンター間でのデータ移行や、グローバルレベルでのバックアップを行うことも可能だ。

 この他にも、Amazon Web Servicesと互換性のあるAPIを具備するパブリッククラウドサービスや「Windows Azure」など提携パートナーのクラウドとの連携、あるいはオンプレミスとの連携によるハイブリッドクラウドも提供。様々な企業ユースを想定し、必要なクラウドサービスを整備しているという。

クラウドを低コスト・セキュアに使いこなすための「グローバルネットワークサービス」

 自在に活用できるクラウド環境を提供する。同社のこうした考え方は、ネットワークサービスにも投影されている。その代表例と言えるのが、世界159カ国をカバーし、アクセス回線の二重化を標準で備えるなど、高信頼性・高品質のVPNサービスとして高い評価を得ている「Arcstar Universal One」だ。その契約ユーザーであれば、同社のクラウドサービスと接続する際、個別に接続回線を用意する必要はない。しかも追加接続料金は不要。クラウドとネットワークが直結しているので、信頼性も確保される。

クラウドシームレスなネットワークサービス


高信頼性・高品質のVPNサービス「Arcstar Universal One」とクラウドサービスが直結。
通信事業者ならではのクラウドサービスを実現している

 つまり、ネットワークをクラウド利用するときのコストや運用負担、さらには信頼性に関するクラウドの制約を取り払うサービスと言えるだろう。

「見える化」「一元コントロール」を実現する統合カスタマーポータル

 さらに、こうした多様なサービスを管理するための仕組みも実現している。それが、クラウドサービスやネットワーク等のサービス利用状況を"見える化"し、リアルタイムに適切な設定に変更できる「統合カスタマーポータル」だ。

統合カスタマーポータル


クラウドサービスだけでなく、ネットワークサービスなどにも対応。
状況を見える化し、オンデマンドで設定変更を行う。ユーザーの利便性を追求した仕組みだ

 これは企業システム全体の運用業務を効率化したいという企業ニーズに応えるもの。例えば、障害発生時には、ICTシステムのどこで障害が発生しているのか“一元コントロール“することで、スムーズな対応を図ることができる。

 さらにクラウドのリソース変更やネットワーク帯域の増減などについて設定変更を行う場合でも、ファイアウォールやネットワーク機器などに関する面倒な作業は一切不要。1つのポータルからオンデマンドで設定するだけで済むという。

提供:エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2012年8月16日
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