BPMは小さく始めて大きく育てる--Oracleが提案するBPMのクイックスタート

人手による二重入力の無駄やリスクを排除しビジネスプロセスの効率化を目指す


日本オラクル
Fusion Middleware事業統括本部 ビジネス推進本部 製品戦略部
担当ディレクター
中村秀樹氏

 多くの企業において、会計や人事などERPパッケージ製品を活用しているのは間違いないだろう。とはいえ、「企業がERPパッケージを導入する際、その機能を余さず使いこなし、すべてをERPシステムで実現してしまうケースというのは、実はそう多くありません。会計などの一部業務ではERPを活用しつつ、複数の違ったシステムと連携させる、例えばサプライチェーン・マネージメントなどは独自のシステムを組み合わせるといった形の利用方法が多いようです」と語るのは、日本オラクル Fusion Middleware事業統括本部 ビジネス推進本部 製品戦略部 担当ディレクターの中村秀樹氏だ。

 事業や組織の単位でシステムが作られ、環境がサイロ化していくのはよくあることだ。そうした環境下で一つのプロセスを実現するためには、複数のシステムをつなぎ合わせる必要が出てくる。なので、なんらかの方法でアプリケーション同士を連携させる。その方法はバッチ処理でデータ抽出し次のアプリケーションに渡したり、結果をExcelファイルなどに出力しメール添付で担当者に送り次のシステムで読み込んだりといったものがある。

 もちろん、WebサービスAPIなどを利用し、SOA的にシステム間連携を実現している例もあるだろう。しかしながら、アプリケーションのデータを一旦紙に出力し、それを別システムに手作業で入力し直すことも珍しくはない。「人手による二重入力の無駄は、馬鹿になりません」と中村氏は指摘する。システム間連携を自動化すれば省力化と効率化が行えるだけでなく、データの不整合や入力ミスによるリスクからも解放される。システム間連携の自動化メリットは、企業にとってはかなり大きなものがあるのだ。

 そのために、数年前から注目を浴びているのがBPM(Business Process Management)ソリューションだ。BPMとは、業務プロセスを整理、分析し効率化すること。結果として、プロセスをスムースに動かし継続的な業務改善を促す。多くのビジネスの処理がITシステムで実現されている現状では、各ITシステム間の関係を整理し適切に連携させるのもBPM実現のための1つの方法だ。

BPMのクイックスタートで素早く成果を出すところから始める

 メリットが大きいため注目を集めてきたBPMだが、それを実現し成功している例はそれほど多くない。うまくいかない理由の1つは、BPMがきわめて大規模なプロジェクトとなってしまうから。それを成し遂げるには、多大な時間と労力を要する。

 全社規模でのBPMではビジネスプロセスの棚卸しだけでも数ヶ月、棚卸しされたプロセスを整理、分析し、効率化する道筋を考えるのにも数ヶ月が必要、そこからさらにITシステム間連携の仕組みを設計、構築しなければならない。このような流れでプロジェクトを進めると、あっという間に1年といった月日は経過する。

 ビジネス環境変化に柔軟に対応するのもBPMの重要な目的。それが、プロジェクトに1年以上もかかるとなると、その間にビジネス環境が変化し棚卸ししたビジネスプロセスにも変更が発生するかもしれない。それをまた分析し検証することを繰り返していたのでは、いつまで経ってもBPMは実現できない。

 時間と手間がかかる以外にも、当初はシステム間連携の機能があまり洗練されていなかったり、そもそもBPM実現のための方法論が未熟だったりといったこともあっただろう。これらのうまくいかない原因を取り除きBPMプロジェクトを成功させるため、Oracleでは「BPMのクイックスタートをやってみませんか」という提案をしていると中村氏は言う。一気に全社規模のBPMを実現するのではなく、効果の出やすいビジネスプロセスを選んで小さく始める。成果を確かめながら、徐々に全社規模のBPMへと拡大するのだ。

 「たとえば、ERPパッケージ更新タイミングなどをきっかけに、そのERPに関連するビジネスプロセスをBPMで連携しIT化するのです。」(中村氏)

 ERPパッケージ導入の際には、自社プロセスに合わないギャップを埋めるため、ERP独自の方法でアドオンと呼ばれるカスタマイズ開発を行う。パッケージの更新の際には、このアドオン部分が問題となる。更新時に再びアドオン・カスタマイズを行うと、それには大きな手間とコストがかかるのだ。たんにパッケージを更新したいだけなのに、なぜそのように大きなコストがかかるのか。これは、経営層からは理解されないかもしれない。

 回避するには、アドオン部分をERPから外に出してしまうことだ。「外出した機能は、Javaなどの業界標準技術で構築すれば素早く開発できます」と中村氏。そして、外出しした機能やリニューアルしたパッケージ、関連システムをBPM基盤で連携させる。そうすることで、ERP以外も包含したプロセス全体を、一つなぎのビジネス・プロセスとしてIT化し効率化するのだ。プロセスの自動化、効率化というメリットが発揮できれば、ERPパッケージ更新タイミングで新たな投資をすることも認めてもらえるはずだ。

インフォメーション

■会場 ザ・プリンスパークタワー東京
■日時 2013年5月30日(木)
    13:30~17:40(受付時間13:00~)
■受講料 無料

■会場 ANAクラウンプラザホテル大阪
■日時 2013年5月28日(火)
    14:00~17:15(受付時間13:30~)
■受講料 無料
■定員 100名

日本オラクルお問合せ先
0120-155-096
受付時間:月から金9:00~12:00/13:00~18:00
(祝日及び年末年始休業日は除きます)
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[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2013年2月28日
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