理由1「ITマネジメントの幅広いテーマをカバーしている」
Pulse Japan 2013でフォーカスされるテーマは、「クラウド・コンピューティングを中心としたITの最適化」「モバイル・デバイスを含むエンドポイント管理」「企業資産・社会インフラ管理」「セキュリティー」の4つ。そして、これらすべてのテーマに関連するメッセージとして「ビッグデータ・アナリティクス」が挙げられている。
近年、バズワード的に盛り上がりを見せている「ビッグデータ」だが、IBMでは従来から、システムやセンサー類から取得される大規模なデータを分析し、そこからビジネスプロセスやシステムの自律的な最適化を実現するというコンセプトを「スマート」というキーワードで提案してきた。今回のPulse Japanにおいては、ITマネジメントの分野でIBMがビッグデータをどのように活用しているかについて、最新の動向が披露される。
既に「導入」のフェーズが終わり、活用によるビジネスメリットの最大化がテーマとなりつつある「クラウド・コンピューティング」、近年爆発的に普及が進んでいるスマートフォンやタブレットといった「モバイル管理」、さらに端末の多様化と攻撃の高度化から対応の難しさが増している「セキュリティー」は、ITマネジメントに関わるすべての人にとって、興味深いテーマだ。特にセキュリティーについては、他システムとの連携で、未然に被害を防ぐ情報分析型のアプローチとしてIBMが提唱する「セキュリティー・インテリジェンス」について、基調講演でデモを交えた詳しい紹介が行われる。
また、ITを含む企業のさまざまな資産管理、橋や道路などを含む社会インフラ管理に関するソリューションについては、IBMのグローバルでの実績をもとにした複数の事例紹介が行われる。
「クラウド」「モバイル」「企業資産・社会インフラ管理」「セキュリティー」という4つのテーマは、個別にではなく、統合的に考慮されてこそ最大の効果が得られるというのがIBMの考えだ。Pulse Japanが、これらの分野について包括的に取り扱うイベントとなっているのは、グローバル規模でソリューション提供を行っている同社ならではの特色といえるだろう。
