複雑化するITインフラ。運用管理の自動化が、ビジネスの可能性を広げる――Red Hat Ansibleゼネラルマネージャ ジャスティン・ネマー氏

今後も機能強化が続けられるAnsible
最新バージョンEngine 2.6とTower 3.3

 前述のように、レッドハットにとってもAnsibleは重要なプロダクトの一つと位置付けられている。改良や機能強化も積極的に進められており、今年2018年にも新たなバージョンが提供されていく。

 すでにリリースされているのがAnsible Engine 2.6で、メモリ利用の改良により、多数のジョブを実行した際の終了が早まるなどの効果がある。それだけでなく、いくつかの新機能、新モジュールなども含まれ、例えばパブリッククラウド用モジュールの強化で、マルチクラウド環境のプロビジョニングをよりシンプルに行えるようになる。

 間もなくリリース予定のAnsible Tower 3.3では、OpenShiftのコンテナサービスとしてTowerを稼働させることが可能になり、動作環境がさらに拡大する。そのほか、ロールベースのアクセス制御における設定の改良、HA構成データベースのオファリングの対応などといった機能強化・追加も行われる。

 さらに発展が続いていくAnsible。サブスクリプション契約で導入しておけば、その最新アップデートをより迅速に適用でき、一早く効果を得られる。


 Ansibleは導入しやすく、スモールスタートで導入した後に活用範囲を拡大していくことも容易だ。ジャスティン・ネマー氏は、以下のように語る。

 「日本でも非常に多くのエンジニアが、コマンドラインでAnsible Engineやそのコミュニティ版を使っています。IT運用管理に携わる方々は、そのメリットを理解して採用しているのです。一方でAnsible Towerは、導入にある程度のコストが発生しますが、Forresterのレポートにあるように優れたROIを、しかも早期に得ることができます。今回の来日でも、日本の数多くのユーザーやパートナーとディスカッションしてきました。あるユーザーはAnsible Towerにより可能性がどれだけ広がったか、目を輝かせて語ってくれたほどです。きっと、多くのユーザーにそのような可能性を与えてくれることでしょう」

提供:レッドハット株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2018年11月2日
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