エンディアン

用語の解説

エンディアンとは

(エンディアン)

 多バイトの数値をメモリ中へ格納する場合の方式。

 たとえば0123hという値を格納するとき、01hを1byte目に、続いて23hを2byte目に格納する方式はビッグエンディアン(big endian)と呼ばれる。 逆に23hを1byte目に、01hを2byte目に格納する方式はリトルエンディアン(little endian)と呼ばれる。 さらにモードによってこの双方を切り替え可能なものは、バイエンディアン(bi endian)と呼ばれる。 このうちMotorolaやSunのSPARCプロセッサではビッグエンディアンが、IntelやDECのAlphaではリトルエンディアンが採用されている。 MIPSのマイクロプロセッサはバイエンディアンである。

 Endianという呼び方は、もともとはガリバー旅行記に出てくる、ゆで卵をどちらの端の方から最初に割るかという議論に由来している。 物語中では、大きな方の端から割る人々はBig End-ian、尖った方の端から割る人々はLittle End-ianと呼ばれていた(-ianは「~な人々」を表す接尾辞)。 これから転じて、MSBが下位アドレスにあるのがBig Endian、LSBが下位アドレスにあるのがLittle Endianと呼ばれるようになった。

用語解説出典   powered by. アスキーデジタル用語辞典

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]