本タイトルの「ざんねんなセキュリティ」は、あんまりなものだが、セキュリティを高めるために導入したはずが、実際には「ざんねん」としか言いようのない状況が散見されるので、このようなテーマを選んだ。
ここで述べる「ざんねん」なセキュリティとは、せっかく高いコストをかけて導入した製品やサービスなのに、どこか残念なところが見え隠れするセキュリティ対策のことで、「ざんねん」という言葉をあえて使っている。少しでも多くの人にセキュリティへの興味と愛情を持っていただきたいと思い、セキュリティベンダーの講演や広告などではあまり語られてこなかったセキュリティの現実を紹介したい。