NVIDIA、コアロジック技術の有力デベロッパー、ULi Electronicsを買収

NVIDIAコーポレーション

2005-12-15 13:00

プログラム可能なグラフィックス・プロセッサ技術で世界をリードするNVIDIA(エヌビディア)コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO:ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は米国時間12月14日、PC業界で最も高く評価されるコアロジック・デベロッパーのひとつ、ULi Electronics Inc.(以下ULi)の買収契約を正式に締結したと発表しました。台北に本社を置くULiは、新竹、上海、深?、カリフォルニア州サンノゼにもオフィスを展開しています。

ULiは革新的なコアロジック技術だけでなく、マルチメディア製品や組み込み製品でも高く評価されています。NVIDIAでは、高い評価を得ているNVIDIA nForce(r)メディア・コミュニケーション・プロセッサ(MCP)や、NVIDIA(r) GeForce(r)およびNVIDIA Quadro(r)グラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)を生かしたプラットフォーム・ソリューション戦略に対して継続的な投資を行っており、今回の買収もそうした活動の一環となります。
また、この買収によって台湾と中国におけるNVIDIAのプレゼンスが販売、マーケティング、カスタマー・エンジニアリングの各分野で強化されるものと期待されます。

契約の条件に基づき、NVIDIAはULiの発行済み株式およびストックオプション1株当たり19台湾ドルを現金で支払うことになり、買収総額は約5,200万米ドルとなります。買収の完了はNVIDIAの2007会計年度第1四半期中を予定していますが、法規制およびその他の慣習的な締結条件を満たすことが前提となります。

ULiの社長兼CEOであるアレックス・クオ氏は、アジアにおけるMCPの販売・マーケティング・サポート業務を担当する上級役員としてNVIDIAに参加します。当面の間は、NVIDIAがULiの顧客に現行製品を供給する予定です。

NVIDAの社長兼CEO、ジェンスン・フアンは、次のように述べています。「クオ氏とそのチームは、コアロジック分野で革新的な製品を開発し、賞賛される企業を作り上げてきました。買収によりNVIDIAは、MCPイニシアティブの拡大に向けて非常に優秀なエンジニアリング・チームを活用すると同時に、アジアのお客様とより緊密な関係を築く機会を得ることになります。」

クオ氏は次のように述べています。「MCP分野にはとてつもなく大きな機会が存在するとULiは常に確信してきました。NVIDIAが持つ世界トップクラスのエンジニアリング組織とマーケティング組織の強みを生かすことで、ULiのチームは製品の設計や開発をさらに一段上のレベルへと高めることができます。」

NVIDIAは、AMDに対する世界最大のコアロジック・サプライヤーです(出典:マーキュリー・リサーチ、『Third Quarter 2005 PC CPU Report』(2005年第3四半期PC CPUレポート))。NVIDIA nForce MCPの売上高は前年同期比100%増となり、5四半期連続で過去最高の売上高を達成しました。

ULiについて
ULi Electronics Inc.は業界をリードするファブレスIC設計企業として、家電製品やプロフェッショナル・コンピューティング製品向けに世界トップクラスのソリューションを開発しています。PC情報業界に関するノウハウと手堅い設計能力により、ULiは大手コンポーネント・サプライヤーとして、集積度とコスト効果に優れ、パフォーマンスを高めるICソリューションをシステム・メーカーに提供しています。詳細については、www.uli.com.twをご覧ください。

NVIDIAについて
NVIDIA(エヌビディア)コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO:ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は、一般消費者および専門家の双方のコンピュータ市場に向けた最新のグラフィックスおよびマルチメディア・プロセッサにおける世界的リーダーです。同社のGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)とMCP(メディア・アンド・コミュニケーション・プロセッサ)およびWMP
(ワイヤレス・メディア・プロセッサ)は、幅広い市場で採用されており、一般消費者向けおよび企業向けPC、ノートPC、ワークステーション、PDA、携帯電話、ビデオゲーム機など様々なコンピューティング・プラットフォームに組み込まれています。NVIDIA GeForce, NVIDIA GoForce,NVIDIA Quadro, NVIDIA nForce といった製品群は、ビデオゲーム機、映画製作、放送、インダストリアル・デザイン、宇宙探査、医療画像のアプリケーションを変貌させつつあります。本社はカリフォルニア州サンタクララにあり、従業員数は世界で2,500人を超えます。詳細についてはwww.nvidia.com あるいは日本語サイト
(リンク »)  をご覧下さい。

本プレスリリースに記載されている記述の中には、Uli エレクトロニクスの買収により予測される利益、買収の完了予定時期、現在のUliの顧客に対するNVIDIAによる供給の継続、そしてNVIDIAによるクオ氏の雇用など、これらに限らず、1995年の私募証券改革法に基く将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクや不確実性の詳細に関しては、これらに限らず、この買収により予測される利益が実現されないリスク、買収が完了しない可能性があるというリスク、技術、従業員および事業を成功裏に統合する能力、経営方針の転換、保持すべき社員、買収完了後ULiとの関係を絶つULiの顧客を含む買収に関連したリスク、国際事業、半導体・MCP業界のトレンド、NVIDIA MCPのイニシアティブの失敗、競合製品・技術革新の影響、サードパーティーメーカーの技術開発に
よる影響への依存、新製品・技術の受容に関連するリスク、などがあり、その他の進行やリスクの詳細に関しては、Form 10-Qの2005年10月30日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基づくものであり、NVIDIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません。

以上

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