世界有数の3G携帯電話ユーザ数を誇るKDDIでは、これまで利用してきた携帯電話サービスの基幹システムが、増加の一途をたどる契約者や続々と追加される新サービスの実装に耐え切れないとの判断から、従来Solarisサーバで構築されていた基幹システムの刷新を決断。システム刷新の提案を各ベンダに依頼したなかから、日本HPの提案が採用されました。KDDIが提案を求めた主な改善点は、以下の5つです。
・システムの拡張性を確保
・開発のリードタイム短縮
・並行開発環境の実現
・開発コストの削減
・障害が他システムに影響を与えない設計
これに対し、日本HPは拡張性を確保するため徹底して業界標準にこだわり、HP Integrity サーバ上に統合プラットフォーム製品としてBEA WebLogic ServerとBEA WebLogic Integrationを採用し、システムを構築しました。開発期間約8ヶ月という短期間で、データ移行件数1800万件以上、移行時間わずか12時間で、すべてのマイグレーションを完了することに成功しました。
新基幹システムARIALはKDDIに、開発期間30%短縮、案件対応能力150%向上、処理速度の向上など、さまざまな効果をもたらしました。KDDI 株式会社 モバイルプラットフォーム開発部4Gの松岡 宏志氏は、「従来のシステムにおける課題の8割はARIALにより改善することができました。本システムはBEA WebLogic Server、BEA WebLogic IntegrationとHP Integrityサーバの組み合わせにより、高い信頼性とコストパフォーマンスを確保できました。そしてこれらを総合的に構築した日本HPのプロジェクト体制とシステム設計・構築能力にも非常に満足しています」と述べています。
日本HP、日本BEA両社は、今後もARIALの安定稼動とさらなる拡張に万全の対応を期します。
日本BEAシステムズ株式会社について
日本BEAシステムズは、BEA Systems, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、Nasdaq略称:BEAS)の日本法人です。BEAは、エンタープライズ・インフラストラクチャ・ソフトウェアの世界的なリーダとして、情報とサービスの安全な流れを加速する標準ベースのプラットフォームを提供します。BEA製品(WebLogic、Tuxedo、JRockitおよび新たなサービス・インフラストラクチャ・ソフトウェアからなるAquaLogic製品群)は、ユーザ企業がITの複雑さを軽減し、サービス指向アーキテクチャ(SOA)を成功裏に導入して、ビジネスに俊敏に対応する後押しをします。( (リンク ») )
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