アルカテル、アッカ・ネットワークスのWiMAX実証実験のベンダーパートナーに

日本アルカテル株式会社

2006-04-19 18:00

 (4月19日、東京発) 通信システム・機器メーカー世界大手のアルカテル(本社:フランス、会長兼CEO:セルジュ・チュルク)は、DSLや光などのブロードバンドサービスプロバイダ大手の株式会社アッカ・ネットワークスが行うWiMAX実証実験のベンダーパートナーとして選定されました。
 今回の実証実験は、アッカ・ネットワークスが日本でWiMAXサービスを提供し、先端アプリケーションへのモバイル・ブロードバンド・アクセスに対し急増するニーズを満たすための重要な一歩となることを両社の共通の認識とし、アルカテルは先進的な位置にあるアルカテルWiMAXソリューションを提供することで、貢献します。実証実験用のネットワークは、2006年6月に横須賀リサーチパークに敷設予定です。

 アルカテルはアッカ・ネットワークスが行うWiMAXの技術検証および実証実験に際し、インフラ、端末、ネットワーク統合サービスおよび運用サービスを提供します。本実証実験で、既存のDSLネットワークとの統合や、ビデオ・ストリーミング、高速インターネット・アクセス、VoIPなどのモバイル・ブロードバンド・ワイヤレス・アプリケーションをサポートするWiMAXの基本性能を検証します。

 アルカテルがアッカ・ネットワークスに提供するWiMAXソリューションは、2.5GHz帯で動作し、最新のアンテナ技術(スマートアンテナ)を搭載した基地局装置、CPE(ユーザ宅内機器)、携帯端末から構成されています。

 株式会社アッカ・ネットワークス、代表取締役社長 兼WiMAX推進室・室長の坂田好男氏は次のように述べています。
 「当社は、WiMAXブロードバンド・ワイヤレス・アクセスの分野においてアルカテルとの協力関係を深めていけることに期待しています。当社は、モバイルWiMAX規格、IEEE802.16eに対する積極的な取り組みと、WiMAX用の製品ロードマップの先進性から、アルカテルをパートナに選定しました。アルカテルのソリューションは既に世界の通信市場で数多くの実績を有しているため、当社のネットワークに容易に統合できると考えております。」

 アルカテル、移動体通信グループ担当プレジデント、マーク・ルアン(Marc Rouanne)氏は次のように述べています。
 「アッカ・ネットワークスと共同でWiMAXの実証実験を実施するということは、アルカテルのブロードバンド・ワイヤレス・アクセス分野における世界的なリーダーシップを再確認するという点で意義深いものです。WiMAXの価値は、アッカ・ネットワークスのような流行を決めるサービスプロバイダが、どこからでもアクセス可能な先端サービスを顧客に提供できるようになることにあります。」

 今回の技術検証は、アルカテルとって日本での初のWiMAXリファレンスです。これは、2006年中頃に敷設を開始する商用ネットワーク向けにWiMAX基地局「Evolium(R)」が利用可能であることを確認した2ヶ月後、IEEEが「802.16e-2005」規格を正式に承認した4ヶ月後のことです。


<アルカテルについて>
 アルカテル(ALCATEL)は、フランスを本拠とする世界屈指の電気通信システム・機器メーカーで、通信事業者やサービスプロバイダ、一般企業に対し、音声、データ、ビデオ・アプリケーションなどへの通信ソリューションを世界規模で提供しています。固定および移動体通信向けブロードバンドネットワーク、アプリケーション、サービスの分野において主導的な地位を占め、ユーザ視点の“ブロードバンドワールド”の創造に寄与しています。
 世界130ヶ国以上でビジネスを展開し、連結総売上高は131億3,500万ユーロ(約1兆8,500億円)(2005年度)。URL: (リンク »)

<アッカ・ネットワークスについて>
 アッカ・ネットワークスは、個人および企業に対し、お客様の様々なニーズに応える高品質で高コストパフォーマンスなネットワークを基盤としたソリューションおよびサービスを提供しています。
 現在は、DSL回線と光回線によるブロードバンド・アクセスサービスを主たる事業としており、今後はこれらサービスで培った事業基盤を活かした新規事業として機械と機械を高品質なブロードバンド回線で結ぶM2M(マシン・トゥ・マシン)サービスなどの先進分野に積極的に取り組むとともに、市場におこる新たな波を的確にとらえWiMAXに限らず新規通信技術に着目し、さらにユーザニーズに合ったブロードバンドサービスの提供を積極的に推進し、顧客満足度の向上を目指します。

<アルカテルとWiMAXについて>
 WiMAXは、都市部および郊外における固定、ノマディック、モバイル用途向けに、無線ネットワークを通してブロードバンド接続を提供することを目的とした新規格です。アルカテルは、WiMAXフォーラム(TM)で積極的な役割を果たす他、ここ数年で、リファレンス・マニュアルの定義や相互運用試験などについて大手トレンドセッターの協力を得ながら、モバイルWiMAXエコシステムの拡大を図りました。現在、モバイルWiMAX「IEEE 802.16e-2005」規格は正式に承認され、通信事業者はコストの最適化、受信地域、独特なアクセスの利点などについて市場検証を行う段階へ進もうとしています。アルカテルのコスト効率が高く、高性能なWiMAXソリューション「Evolium(R)」は、固定、ノマディック、モバイルでの利用に対応しています。

<日本アルカテル株式会社>
 日本では1987年より事業を展開、アルカテルの各事業部門の統合的なサービスを提供しています。
所在地:〒108-6027 東京都港区港南2-15-1品川インターシティー A棟27F/代表取締役社長:西山直人/創業:1961年12月、設立:1987年5月/資本金:4億6,400万円/従業員数:80名/URL: (リンク »)

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            本件に関するお問い合わせ先:
             日本アルカテル株式会社
         TEL:03-5715-6300 FAX: 03-5715-6333
            E-mail:info@alcatel.co.jp
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