アッカはWiMAXを用い、固定と無線の融合サービス(いわゆるFMC)を想定して、ADSL回線や光回線などの固定網やWi-Fi等を利用した基本的な接続及びシームレスサービス等の実証実験を、2006年6月より独立行政法人情報通信研究機構(以下NICT、理事長:長尾 真)と共同で行ないます。アッカとNICTは2002年にシームレスアクセスに関する研究を、2005年からはユビキタスネットワークサーバについての研究を共同で実施してきたこともあり、今回の共同実験に至りました。
固定と無線、データと音声、放送と通信などの融合が進んでいる現在、アクセス回線・アクセス環境も統合的に提供する必要性が高まっております。またその環境を実現することがアッカのミッションであり、そのニーズに対し高品質なネットワークサービスで機動的に応えていくということが、アッカの中長期ビジョンの実現につながるものと考えます。
アッカは今後、個人向け市場に対しFMCによるVoIPサービス、モバイル・エンタテイメント端末へのコンテンツ配信環境の実現、法人向け市場にはネットワーク・ソリューションや新型WANへの無線アクセス回線の提供を検討してまいります。またM2M(*)においても、固定と無線を統合させたアクセス回線の提供により、幅広い利用形態・環境でユーザに最適なソリューションを構築することが可能となります。
アッカはこのようなサービス展開に対応するアクセス環境の実現に向けて、WiMAXでの周波数獲得を目指します。
また、アッカは今後もコミュニケーションサービスカンパニーとして、情報通信市場での急速なユーザニーズの変化に的確に対応し、さらなる顧客満足度の向上を目指します。
【WiMAXについて】
WiMAXは、次世代高速無線通信アクセスとして期待されている技術であり、IEEE802.16eとして規格化されています。既存の無線技術である3Gや3.5Gに比べてコスト優位性が高く、現在、総務省が検討している次世代無線アクセス技術において2.5GHz帯の周波数割当ての有力な候補となっています。
【本件に関するお問合せ】
株式会社アッカ・ネットワークス
インフォメーションセンタ
TEL:0120-2044-39
(9:00~18:00土・日・祝日除く)
Eメール:info@acca.ne.jp
用語解説
* M2M(Machine to Machine)とは、機械と機械をネットワーク化して、多様なアプリケーションでモニタリング・監視、リモートコントロール、データ収集などを実現するサービスです。自動販売機や監視カメラなどネットワーク化できる機械の種類とその対象数は多いため、今後高い成長性が見込まれています。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。