任天堂とソニーは、今後数年間携帯ゲーム機市場の覇権をめぐって戦いを続けるだろうとインスタット社は予測している。2社は、自社や他社の開発によるゲームを多数発売して利益をあげると見られている。ソニーは定評のあるゲーム機の専門知識を生かした新型プレイステーションポータブル(PSP)で、携帯ゲームの世界へ打って出ようとしている。PSPは、携帯用デジタル音声と動画のプレーヤ機能も兼ね備えており、単なるゲーム機ではなく、事実上携帯型の多機能統合機器である。長年市場を独占してきた任天堂は、短期間で優位に返り咲くことは出来るだろうが、ソニーは手ごわい競争相手となるだろう。
「ゲームボーイアドバンスSPとニンテンドーDSのユーザ層はわずかに異なる」とインスタット社のアナリストBrian O'Rourke氏は語っている。「そして任天堂はソフトウェアで巨大な利益を得ている。質の高いゲームがゲーム機本体の販売を促進するというのはゲームビジネスの法則である。」
インスタット社はまた、次のような調査結果を明らかにしている。
- ソニーは幅広い顧客にアピールできる新しい消費者向け機器を作ってきた歴史があるので、この新しいビジネスでも成功するだろう。2005年から2009年までは、18歳から34歳までの人々をターゲットとして、すべての携帯ゲーム機からPSPへの移行が進むだろう。
- ノキアはゲーム市場で生き残る決断をしており、資金もあるが、苦闘を続けるだろう。
- 携帯ゲーム機は、ゲーム以外の追加オプションを兼ね備えた一体型機器になりつつある。ユーザが期待している機能は、デジタル音声と映像の再生、デジタル画像鑑賞、カメラ、PDA、GPSなどである。
インスタット社レポート「2005年携帯ゲームのプラットフォーム:デバイスの統合が進み競争激化」は、出荷台数と売上収益、ベンダ別携帯ゲーム機器の世界市場予測が提供されている。また、市場動向の分析とベンダプロファイルも含まれている。
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◆調査レポート
2005年携帯ゲームのプラットフォーム:デバイスの統合が進み競争激化
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