アルカテル、露システマJSFC社よりミドルウェアソリューションを受注 ───ロシア初のブロードバンド・エンタテインメント・サービスを実現───

日本アルカテル株式会社

2004-09-15 13:00

 (9月8日、パリ発) 通信システム・装置メーカー世界大手のアルカテル(本社:フランス、会長兼CEO:セルジュ・チュルク)とロシア最大の非天然資源関連の民間企業で、ロシアの通信市場で積極的な役割を果たしているシステマ JSFC社(Sistema JSFC)は9月8日、システマ社の一般家庭ユーザに先端マルチメディアサービスを配信するためのプラットフォームを共同で構築する協定覚書に調印したことを発表しました。
 システマ社のメディア部門であるシステマ・マスメディア社(Sistema Mass Media)によって実施されるマルチメディアプロジェクトは、モスクワを中心としたロシア地域の幅広いユーザに対し、インタラクティブテレビ、ビデオ・オン・デマンド、マルチメディアゲーム、高速インターネットアクセス、電子商取引など、先端ブロードバンドエンタテインメントサービスを提供することを目的としています。本プロジェクトでは、システマ・マスメディア社がこれまでに培ってきたブロードバンドコンテンツやマルチメディアサービスの創造、アグリゲーション、配信などに関する実績全てを集約します。

 協定覚書により、アルカテルはシステマ・マスメディア社に対し、トリプルプレイサービス(音声、データ、映像を統合したリッチメディア)を配信するためのミドルウェアソリューションで、業界をリードする完全統合型の「オープン・メディア・スイート(Open Media Suite)」と、統合・カスタマイズ・導入サービスを提供します。セキュリティの部分に関しては、ニュース コーポレーション(News Corporation)の関連会社でロンドンに本社を置くNDSグループ(NDS Group plc)と提携し、同グループのコンテンツセキュリティシステム「Synamedia(TM)」を使用します。

 本マルチメディアプロジェクトにおいて、「オープン・メディア・スイート」のハードウェア/ソフトウェアソリューションを使用することにより、新世代のサービスプロバイダであるシステマ社は、ブロードバンドアクセスネットワークへの投資による利益を十分に享受し、ブロードバンドエンタテインメント市場で新たなビジネスチャンスを開拓することができます。公開されている業界規格に基づいた柔軟かつオープンなアーキテクチャにより、先進の技術を迅速に採用することができるため、メディアサービス全体の収益性やネットワーク効率を高めることができます。

 システマ・マスメディア社のゼネラル・ディレクター、アレキサンダー・レイヴィマン(Alexander Leiviman)氏は次のように述べています。
 「マルチメディアプロジェクトを首尾よく展開させるためには、顧客に新世代のテレビサービスを提供できるような最新の技術ソリューションが必要です。通信事業者にとって、IPTVのような価値ある新サービスの提供は、激しい競争にさらされるロシアの通信市場で成功するための重要な要因の一つです。アルカテルソリューションの品質の高さは、以前の共同事業で経験済みです。」

 アルカテル、固定通信ソリューション事業部プレジデント、アラン・モットラム(Alan Mottram)氏は次のように述べています。
 「本協力関係により、アルカテルは、システマ社とその顧客にとって有益になるようなビジネスモデル、戦略および市場ダイナミクスに関する幅広い知識を提供することができます。本プロジェクトが実行されることで、ロシアのブロードバンド市場におけるアルカテルの存在がより強いものとなり、世界のブロードバンドアプリケーションの分野でのリーダーシップをさらに強化します。」

 「オープン・メディア・スイート」は、エンド・ツー・エンドの製品ラインと専門サービスメニューから構成されており、これにはユーザーインターフェースのカスタマイズ、セットトップ・ボックスやデジタルビデオヘッドエンドなどのサードパーティ製品との統合、さらにはコンテンツの所有者や供給者との権利交渉のサポートまでをも含みます。本ソリューションの製品ラインには、「5950オープン・メディア・プラットフォーム」、「5950オープン・メディア・アプリケーション」、「5959オープン・ビデオ・サーバ」を含む「5959オープン・メディア・コンテンツ管理配信システム」などがあります。

用語解説

<システマ JSFC社について>
 システマ JSFC社(Sistema JSFC)は、1993年に設立されたロシア最大の非天然資源関連企業です。その事業内容は多岐にわたり、通信事業ではモバイル・テレシステムズ社(Mobile Telesystems)、モスクワ市電話ネットワーク(MGTS)、コムスター・ユナイテッド・テレシステムズ社(Comstar United Teleystems)他、技術事業ではNIIME & MIKRON社、STROM Telecom社、シトロニクス社(Sitronics)、保険分野ではROSNO社、不動産分野ではシステマ-ハルス社(Sistema-Hals)、卸事業ではデッツキー・ミア・グループ(Detsky Mir Group)、旅行事業ではインツーリスト社(Intourist)、金融証券事業ではMBRD社など、様々な事業分野に直接投資をし、積極的な経営を行っています。2003年の売上高は37億6,000万米ドルで、資産合計は68億米ドルを超えています。詳しくは、 (リンク ») をご覧下さい。

<アルカテルについて>
 アルカテル(ALCATEL)は、フランスを本拠とする世界屈指の電気通信システム・装置メーカーで、通信事業者やサービスプロバイダ、一般企業に対し、音声、データ、ビデオ・アプリケーションなどへの通信ソリューションを世界規模で提供しています。固定および移動通信向けブロードバンドネットワーク、アプリケーション、サービスの分野において主導的な地位を占め、顧客に対し、付加価値を提供しています。
 世界130ヶ国以上でビジネスを展開し、連結総売上高は125億ユーロ(約1兆6千億円)(2003年度)。URL: (リンク »)

<日本アルカテル株式会社>
 日本では1987年より事業を展開、アルカテルの各事業部門の統合的なサービスを提供しています。
所在地:〒108-6027 東京都港区港南2-15-1品川インターシティー A棟27F/
代表取締役社長:藤井克美/創業:1961年12月、設立:1987年5月/
資本金:4億6,400万円/従業員数:80名/URL: (リンク »)

<システマ JSFC社に代わる「セーフハーバー」声明>
 本プレスリリースに記述されている情報の中には、将来の出来事、またはシステマ社の将来の業績に関する予測もしくは将来を見通した声明を含んでいます。将来を見通した声明は、「期待する」(expect)、「信じる」(believe)、「予想する」(anticipate)、「予測する」(estimate)、「予定である」(intend)、「するであろう」(will)、「できるだろう」(could)、「かもしれない」(may)、「する場合もある」(might)などの言葉で認識することができます。これらの声明は単なる予測であり、実際の出来事や結果が本質的に異なる場合があることにご注意ください。当社は、本発行日以降に発生する出来事や状況、または予想しなかった出来事の発生などを反映するためにこれらの声明内容を更新する予定はありません。多数の要因によって、当社の予想や将来を見通した声明の内容と実際の結果が本質的に異なる場合があります。このような要因には、一般的な経済状況、当社の競争力、ロシアでの営業展開に伴うリスク、当業界における迅速な技術および市場変化、そしてシステマ社およびその営業活動に特に関連したその他のリスクなどが含まれます。

 本プレスリリースは米国内で有価証券を売り出すものではありません。いかなる有価証券も、米国内では、1933年証券法修正案に基づき未登録や登録免除なしの状態で売買することはできません。システマJSFC社はまだ未登録の状態で、いかなる売り出しも、またいかなる有価証券の公募も、米国内で行う予定はありません。

 本プレスリリースは、(i) 英国外にいる人、(ii)英国2000年金融サービス市場法(Financial Promotion)Order 2001(以下、「2001年令」)第19条第5項に該当する投資専門家、(iii)2001年令第49条第2項に該当する高額純資産保有者、その他、本プレスリリースを合法的に伝達することができる者(以下、両者を総称して「適格者」)のみを対象としたものです。本プレスリリースに関わるいかなる投資活動も、適格者のみ可能で、これを対象とします。適格者でない場合は、本文書及びその内容に基づいて行動したり、これに依存したりしないで下さい。Stabilization/FSA。

 本プレスリリースは、ロシア国内での有価証券を公募や宣伝をするものではありません。また、ロシア国内で有価証券を買うための申し出をしたり申し出を勧誘したりするものではありません。

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