株式会社デジタルパレットが、中国モバイルソリューション事業に出資

このたび、株式会社デジタルパレット（東京都中央区、代表取締役社長：渡辺竜介、以下デジタルパレット）は、モバイルソリューション事業を展開する株式会社フラクタリスト（東京都渋谷区、代表取締役社長：田中祐介、以下フラクタリスト）の中国事業関係会社に約1億円相当の出資を行いました。

これにより、デジタルパレットが所有する統合型マーケティング･プラットフォーム「DATA SCIENCE(R)」（*1)のライセンス提供やデジタルコンテンツ制作ノウハウ等のコンサルティングにより、フラクタリストの中国事業関連会社が展開する中国におけるモバイル・ソリューション事業の支援を行います。
さらには、社外取締役や社員の派遣により、中国ビジネスのノウハウの蓄積に取り組みます。

デジタルパレットは、平成13年の設立以来、電通グループにおいて、ウェブ、モバイル、デジタルプリントなど、様々なデジタルメディアと最新のデジタル技術を活用したマーケティング･ソリューションの企画・開発を行っています。
特に、デジタルメディアと統合型データベースを活用するワン・トゥ・ワン・マーケティング―デジタルクロスメディアマーケティング（*2）－に着目していち早く取り組みを開始、今年4月にはデジタルクロスメディアマーケティングのプラットフォーム「DATA SCIENCE（R）」を有する㈱アールツー・イノベーションを吸収合併し、事業体制を強化しました。

一方、フラクタリストは、モバイルソリューションの有力テクノロジベンダとして急速に成長している企業であり、平成15年10月に中国現地法人フラクタリスト・チャイナを設立し、中国国内向けのモバイルマーケティング事業を順調に立ち上げてきました。この実績をもとに、今後中国で爆発的な成長が予想されるモバイルソリューション事業の本格展開を目指しています。

中国のモバイル・ユーザーは、3億3000万を超えてさらに成長を続けており、世界最大のモバイルインターネット大国となる潜在力を有しています*3。デジタルパレットは、この度の出資により、今後著しい成長が期待される中国市場への本格進出への足がかりを築くことを目指します。

デジタルパレットは、中国におけるモバイル・ソリューション事業の売上高として、2年後の平成19年度に約2億円を見込んでいます。


【出資概要】
デジタルパレットが、中国でモバイルソリューション事業を行うフラクタリストの関係会社へ出資
（1）投資先 　：MEDIAPRO TECHNOLOGY LIMITED（英領バージン諸島に設立された持株会社）
（2）投資形態 ：第三者割当増資の引受け
（3）取得株数 ：100,000株
（4）投資金額 ：約１億円相当の米ドル
（5）投資時期 ：平成17年10月末


【株式会社デジタルパレット　会社概要】　 (リンク »)
（1）会社名：　株式会社デジタルパレット
（2）資本金：　400百万円
（3）本社所在地：東京都中央区築地5-6-10　浜離宮パークサイドプレイス
　　 関西支社 ：神戸市中央区京町79日本ビルヂング401
（4）設　 立： 平成13年4月
（5）代表者：　代表取締役社長（CEO）　渡辺竜介
（6）従業員数：113名（平成17年9月現在、常勤役員含む）

[事業内容]
①ウェブサイトやモバイルサイト等のデジタルコンテンツ企画・制作
②データベース・マーケティング・システムの開発・販売
③個人情報保護などの情報セキュリティ強化ならびに国際認証取得のためのコンサルティング
④各種産業領域におけるマーケティング戦略に関するコンサルティング

　
【株式会社フラクタリスト　会社概要】
（1）会社名：株式会社フラクタリスト
（2）資本金：202,350千円
（3）所在地：東京都渋谷区恵比寿南1-18-3
（4）設 立 ：平成11年9月
（5）代表者：代表取締役社長 兼 CEO　田中祐介
（6）事業内容：各種モバイル関連ソリューションの提供
（7）従業員数：50名（平成17年8月現在）


【株式会社MEDIAPRO TECHNOLOGY LIMITED　会社概要】
（1）会社名：MEDIAPRO TECHNOLOGY LIMITED
（2）現在の資本金：50,000米ドル（発行済株式数：1,000,000株）
（3）所在地：英領バージン諸島
（4）設　立：平成17年6月
（5）代表者：Tony Tang Ngee



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＊本リリースに関するお問合せは下記にお願いいたします。

株式会社デジタルパレット
担当：経営管理部　山下真智子
contact@digitalpalette.co.jp
Tel：03-5551-9907／Fax：03-5551-9978
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用語解説

*1 DATA SCIENCE(R) Version 3.1 for Marketing　 (リンク »)
統合マーケティング・データベースを中核に、顧客獲得や販売促進を支援するデジタルキャンペーン機能から、顧客維持や顧客分析、ロイヤリティ向上を支援するCRM機能まで、デジタルクロスメディアマーケティングを実現する様々な機能をパッケージ化した統合ソリューション。

*2デジタルクロスメディアマーケティング
これまで、ウェブサイト、キャンペーン、コールセンターといった異なるコンタクトポイントから得られた情報は個別に保管されてきました。それに対して「デジタルクロスメディアマーケティング」では、これらの情報を統合したデータベースをもとに、さまざまなデジタルメディアを縦横に活用して、各メディアのユーザ層に対し、最適な情報を最適なタイミングで提供します。このような効果的なコミュニケーションを通じて、顧客ロイヤリティを高め、ROI（投資効果）の継続的な向上を実現させるという、顧客起点のマーケティング手法です。