テルストラ社とアルカテルは、11月15日に覚書を交わし、戦略的パートナーシップに関する正式な契約について協議に入りました。
本ネットワーク移行プロジェクトは、音声およびブロードバンド・アクセスネットワークを、共通したIPベースのインフラへ移行するもので、これにより顧客に対しコスト効率の良いサービスの提供が可能になります。
アルカテルは、テルストラ社の計画に沿い、一般消費者や企業ユーザーへのブロードバンド・アクセスの提供を実現する他、イーサネット・アグリゲーション、NGN(次世代ネットワーク)を用いた音声サービス、ネットワークの統合・サポート・保守などを請け負います。また、インテグレーション・テストやテルストラ社のネットワークへの技術導入をサポートする「Hosted Integration Centre」を設立します。同センターの目的は、1つの施設で製品テスト、実地試験、顧客へのデモンストレーションをまとめてサポートすることです。
その他、アルカテルはテルストラ社に、IP DSLAM、FTTN(ファイバー・ツー・ザ・ノード)およびFTTP(ファイバー・ツー・ザ・プレミス)ソリューション、光イーサネット・アグリゲーション、NGNソフトスイッチ、そしてメディアゲートウェイを提供します。
アルカテル、社長兼COO(最高執行責任者)、マイク・クイグリー(Mike Quigley)氏は次のように述べています。
「本戦略によって、テルストラ社は運用コストを削減すると同時に、顧客最優先のサービスの提供が可能となり、独自性を持ち競争力のあるポジションにつくことができます。テルストラ社は、アルカテルの業界をリードする技術とエンド・ツー・エンドのインテグレーション・サービスにより、ネットワークの移行に成功するでしょう。」
今回の契約は、業界トップのインテグレーション・パートナーとしてのアルカテルの世界における地位をさらに強化するものです。また、テルストラ社とアルカテルの100年以上に及ぶ協力関係にとって、非常に重要な出来事です。
SBCが総額17億米ドルのネットワーク移行プロジェクトの主要サプライヤにアルカテルを選定したのに続き、今回、テルストラ社がアルカテルと契約を結ぶことで、通信事業者大手がネットワーク移行のために主要パートナーを数社選び、顧客に対し次世代サービスを提供するという傾向が一層進ものと見られます。
<アルカテルについて>
アルカテル(ALCATEL)は、フランスを本拠とする世界屈指の電気通信システム・装置メーカーで、通信事業者やサービスプロバイダ、一般企業に対し、音声、データ、ビデオ・アプリケーションなどへの通信ソリューションを世界規模で提供しています。固定および移動体通信向けブロードバンド・ネットワーク、アプリケーション、サービスの分野において主導的な地位を占め、ユーザー視点の“ブロードバンドワールド”の創造に寄与しています。
世界130ヶ国以上でビジネスを展開し、連結総売上高は122億6,500万ユーロ(約1兆6,500億円)(2004年度)。URL: (リンク »)
<日本アルカテル株式会社>
日本では1987年より事業を展開、アルカテルの各事業部門の統合的なサービスを提供しています。
所在地:〒108-6027 東京都港区港南2-15-1品川インターシティー A棟27F/
代表取締役社長:西山直人/創業:1961年12月、設立:1987年5月/
資本金:4億6,400万円/従業員数:80名/URL: (リンク »)
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本件に関するお問い合わせ先:
日本アルカテル株式会社
TEL:03-5715-6300 FAX: 03-5715-6333
E-mail:info@alcatel.co.jp
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