ディー・リンク株式会社(所在地:石川県金沢市、代表取締役社長:荒井 芳仁)は、超広角の魚眼レンズ画像から反射ミラーによる全方位360゜までの多様なパノラマ画像を、歪みのない自然な画像として印刷に利用したりインターネットのムービーとして活用する機能に加えて、オブジェクト挿入対応の他社アプリケーションソフト上で直接パノラマムービーや画像を作成し配布利用できる機能を加えたソフトウェア『全景工房』を開発し、4月上旬に発売開始します。
■■背景
ユーザーが実際に周りを見渡す感覚で広範囲が見られるパノラマムービーは、主にインターネット上での利用が進んできました。しかし、このような超広角画像の全体や部分のズーム画像を、歪みのない印刷用の画像として簡単に利用することが今まではできず、また、広範囲を漏れなく記録するためには、1つの地点で何枚もの撮影をする必要がありました。あるいは、従来のパノラマ作成ソフトは、ブラウザ上で単体利用するにとどまり、自らで撮影した画像を普段使い慣れたワープロ文章上に貼り付け、手軽にパノラマ操作しながら共有書類として利用したりするようなことが不可能でした。
■■内容
この『全景工房』では、インターネットで利用できるパノラマ・ムービーが作成可能なほか、パノラマ全体や部分ズーム画面を任意のアスペクト比と画像寸法で切り出し、高解像度でクリップボードへコピーしたり画像ファイルとして保存したり直接印刷したりできます。また、マイクロソフト オフィスやジャストシステム 一太郎などのオブジェクト挿入対応アプリケーションソフト上で直接パノラマムービーと画像の作成が可能で、作成されたファイルは、無償配布される「パノラマコラボレータ・ビューア」をインストールすれば、誰でも作成したアプリケーション上で同じように閲覧と操作が可能になります。それにより、例えば、マイクロソフト社のパワーポイント上で360゜の景色をパノラマ・ムービーにして、スライドショーの実演中にパノラマの360゜回転操作を行ったり、魚眼レンズで撮影した歪んだ画像を補正し、歪みのない半球面状180゜の超広角画像として一太郎ファイルに貼り付けて報告書として使用したりできます。
■■展開
今後、この『全景工房』はインターネットでの直販の他、ドキュメント・ソリューション関連やカメラメーカー等を販路として協業関係を構築してゆくほか、必要とされる機能をプログラム部品としても提供してゆき、全景パノラマ技術の普及を図ります。
このプレスリリースの付帯情報
用語解説
※1:「全景工房」は、“パノラマコンバータ”と“パノラマコラボレータ”の2つのツールから構成されています。
■パノラマコンバータ:インターネット利用できるパノラマムービーを出力でき、かつ、任意のアスペクト比と画像寸法、及び、解像度にてプリントアウトできるツール。
■パノラマコラボレータ:撮影した画像をマイクロソフト オフィスやジャストシステム一太郎などのオブジェクト挿入対応のドキュメント書類上でくるくる動くパノラマを閲覧・操作できるツール。
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