ウイングアーク、SVF・Dr.Sum EA・STXをインテルの64ビット プロセッサ対応へ。

Form&Dataの技術で開発されたSVF・Dr.Sum EA・STXの3製品ブランドについて、 64ビット・アーキテクチャ対応を表明。第一弾として基幹帳票分野でSVF/RDEの推奨を開始。

ウイングアーク1st株式会社

2005-09-12 09:00

 Form & Dataのウイングアーク テクノロジーズ株式会社(以下ウイングアーク テクノロジーズ、本社:東京都渋谷区 代表取締役社長 内野弘幸)は、基幹の情報システムに欠かせないデータのIN/OUTを形成する帳票・レポート・ドキュメントの分野に向けたSVF・Dr.Sum EA・STXの3製品ブランドについて、インテルの64ビット・アーキテクチャに対応することを決定しました。
また、その第一弾として基幹帳票運用製品「SVF/RDE」の動作確認をおこない、対応製品として9月12日より出荷を開始いたしますので、お知らせいたします。

<Form&Data(注1)の技術で開発された以下3製品ブランドについての対応を表明>
・ 「StraForm-X」…情報システムへのデータINPUT【入れる】
ビジネス現場におけるドキュメントの電子化に必要な入力データの処理スピード
・ 「Dr.Sum EA」…蓄積されるデータのOUTPUT【ためる】(=ストア:多次元集計分析)
企業のデータ活用分野で、集計分析を目的とするデータを処理の高負荷を解消
・ 「SVF,RDE」…データのOUTPUT【引き出す】(:定型帳票による多様な出力形態への対応)
基幹系業務システムからのさまざまな帳票生成に関するトランザクションの解消

 ウイングアークテクノロジーズでは、まず基幹帳票運用分野で、64ビット対応アプリケーションからの本格業務帳票印刷を実現します。インテルの協力を得て、インテル(R)Itanium(R)2プロセッサならびに64ビット対応インテル(R)Xeon(TM)プロセッサを搭載するUNIXブラットフォーム上での動作検証を行い、帳票OUTPUTに対する稼働を確認しサポートいたします。

 リリースする64ビット環境で動作するJava対応の主力製品は以下のとおりです。
 ・SVF for Web/PDF Java Edition ver.6.3
 ・SVF for Java Print  ver.6.3
 ・Report Director Enterprise(以下RDE)ver.2.6a以降、最新ver.3.0a
 これにより、基幹システムで開発を計画する64ビット対応アプリケーションで、これまでボトルネックとなっていた基幹帳票のOUTPUTが、圧倒的な主要プリンタメーカとそのプリンタ機種の数に対応した基幹帳票印刷技術(Java Printer Driver:注2)によって、容易に64ビット対応のミッションクリティカルな帳票基盤ソリューションが提供されることになります。

 基幹システムで解決する帳票OUTPUT要件は以下のとおりです。
■ オンデマンドな帳票出力(固有のプリンタに依存しないプリンタ出力環境とPDF出力)
■ RDEによる大量文書のスプール と再印刷、Webベースの集中文書/プリンタ管理
■ RDEによるセンター出力と拠点バッチ配信(プリンタコマンド出力)
■ 文書の電子保存(PDF,TIFF)、CSV出力等 ※RDEオプション製品による対応

本プレスリリースにあたり、インテル株式会社より下記のようにコメントをいただいています。


【インテル株式会社】
 インテル株式会社は、ウイングアーク テクノロジーズ 株式会社の、SVF・Dr.Sum EA・STXの3つのブランドの製品群が、インテル・アーキテクチャの64ビット環境に対応することを歓迎いたします。
 インテルでは、エンタープライズ全域にわたり、インテル(R) Itanium(R) 2プロセッサおよび64ビット インテル(R) Xeon(TM) プロセッサの両製品による、64ビット・コンピューティングへの移行を推進しています。今回のウイングアーク社の64ビット インテル・アーキテクチャへの対応により、レガシーマイグレーションの進む帳票基盤ソリューション分野においても信頼性の高いIAプラットフォームをベースとしたシステム構築が促進されることを期待しております。インテルは今後も、信頼性とコストパフォーマンスの高いプラットフォームの提供に努めてまいります。
          インテル株式会社 事業開発本部 事業推進統括部長  栂野 平 氏

 インテル(R)プロセッサ搭載のプラットフォームは、トランザクション処理、データ・ウェアハウス、ビジネス・インテリジェンス、ERP、ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)といった用途に対応する優れた利点を提供します。
 ウイングアーク テクノロジーズでは、業務やシステムの現場に必要なIN/OUTのデータを処理する基盤ソリューションとして、帳票システム・集計システム(レポーティング)・入力データの電子ドキュメント化に対して、インテル(R)プロセッサを搭載するサーバ上での開発環境や全社的なシステム最適化のための標準機能を提供していきます。


<基幹帳票分野でのSVF/RDEの稼働環境について> 
・ 64ビット対応インテル(R)Xeon(TM):コストパフォーマンスと既存32ビット環境を継承して64ビットへ移行します
・ インテル(R)Itanium 2プロセッサ:メインフレームからの置き換えで優れたパフォーマンスと信頼性を実現します

対応製品; 
・SVF for Web/PDF Java Edition ver.6.3
・SVF for Java Print ver.6.3
・Report Director Enterprise ver.2.6a以降、最新ver.3.0

■HP(HP-UX IPF※)
Java32ビット(JDK1.4.2):◎
Java64ビット(JDK1.4.2):◎

■HP(HP-UX/PA RISC)
Java32ビット(JDK1.4.2):◎
Java64ビット(JDK1.4.2):◎

■IBM(AIX/POWER4,5)
Java32ビット(JDK1.4.2):◎
Java64ビット(JDK1.4.2):◎

■Sun(Solaris/SPARC)
Java32ビット(JDK1.4.2):◎
Java64ビット(JDK1.4.2):◎

※IPF:Itanium Processor family
詳細は、ウイングアークテクノロジーズにお問い合わせください。
Linux(RedHat Enterprise Linux AS/ES3.0 EM64T)は現在検証中
Windows Server 2003×64 Editionは現在検証中


両社の連携に関する情報については、まず帳票分野について下記URLで本日より紹介します。
・ウイングアークテクノロジーズ 「帳票 i ワールド」
(リンク »)
 ウイングアークテクノロジーズが企画運営する「帳票 i ワールド」は、システム構築を「帳票開発」の分野から考え、企業システムのオープン化に欠かせない各社製品と帳票分野を「繋ぐ/組み合わせる」連携情報として提供し、企業の情報システム部門やSI企業に対して認知させる目的でサイトアップしています。


<補足>

[注1:Form & Dataについて]
  帳票・レポート・ドキュメントの分野で、システムの「データ」と業務用途に合わせた「フォーム」を使い、より見やすくわかりやすい形にする技術、それが「フォーム&データ」です。ウイングアークテクノロジーズは、企業の情報システム部門や大手SI企業が取り組む業務アプリケーション開発の効率化を目指し、お客様の要件に合わせてソフトウエア部品を繋ぐ・組み合わせることで、システム開発の現場に効率と運用負荷の軽減をはかり、業務の現場に生産性の向上と業務改善をもたらす価値あるソフトウエアを提供しています。

[注2:Java Printer Driverについて]
 主要プリンタ各社の制御コード(PDL)に対応したJava Printer Driverは、Javaで作成されたオープン環境に適した業務帳票印刷用の標準ドライバです。
これによって、オープン・マルチスレッド処理ができる帳票サーバから、既存Windows環境で使用してきたプリンタ(ドットインパクトプリンタ/モノクロレーザプリンタ/カラーレーザプリンタ/ラインプリンタ/ラベルプリンタ等)からのハイスペックなOUTPUTを実現し、大量帳票処理にもネットワークに負荷をかけることなく、部門や拠点に散在するプリンタの機種にとらわれないオープンな印刷環境を構築することができます。

■Java Printer Driverで対応する制御コマンド:2005.9現在

コマンド方式によるプリンタ対応機種一覧--------15社20種別以上
RPDL2 RICOH製 モノクロページプリンタ
RPCS RICOH製  モノクロ/カラーページプリンタ
LIPS III Canon製 モノクロページプリンタ
LIPS IV Canon製 カラー、モノクロページプリンタ
ESC/Page EPSON製 モノクロページプリンタ
ESC/P EPSON製 ドットプリンタ
NPDL2 NEC製 モノクロページプリンタ
PCL5 HP製 モノクロページプリンタ
PRESCRIBE2 京セラミタ製 モノクロページプリンタ
VSP4700 富士通製 モノクロページプリンタ
ART4 XEROX製 モノクロページプリンタ
DPシリーズ(300、301、501、701) XEROX製 モノクロページプリンタ
PostScript Level2 各社モノクロ、カラーページプリンタ
CAPPL /Base CASIO製 モノクロページプリンタ
CASIO Color Printer N4 CASIO製 カラープリンタ
JPP ユニシス製 モノクロ連帳ページプリンタ
PC-PR201 NEC/沖製 ドットプリンタ
IBM5577 IBM製 ドットプリンタ
MR410e、SR412、L'esprit R8  SATO製 ラベルプリンタ※
B-474、B-458-TS23、B-SX5T TEC製 ラベルプリンタ※
(※印は、オプション製品で提供するプリンタ機種)

その他の主なファイル出力提供
CSV ファイル出力※
PDF ファイル出力※
TIFFファイル出力※
STDOUT形式のファイル出力※
PLAIN TXT II 出力※
FiBridge II 用ファイル出力出力※
Signed PDF Server 出力※
FaxPeass用ファイル出力※
FOG形式のファイル出力※
(※印は、オプション製品との組み合わせで提供するファイル出力)


ウイングアークテクノロジーズの「総合帳票基盤」について
  ウイングアークテクノロジーズの「総合帳票基盤」は、情報システムの帳票に関わるさまざまな業務の要件に応えるため、Super Visual Formade(SVF)をコアに、必要な関連ソフトウエア部品をつなぎその組み合わせによって短期システム構築を実現し、柔軟に帳票システムを拡張できる基盤ソリューションです。SVFをコアにして、、専用伝票や給与明細、見積書、売上明細などの一覧表、商品リスト、バーコード付き検品書、出荷ラベル、宛名ラベルにいたるまで、日本固有の幅広い帳票様式を1つのツールで設計デザインできる開発環境を提供いたします。SVFによってデザインされたフォームファイルは、上位からの印刷データをマージして多様な出力環境に展開することが可能です。ホスト/オフコン、ERPやJava/.NETによるWebシステム、クライアントサーバシステムによる運用のなかで、サーバサイドからのPDF帳票出力、メール自動配信、伝票発行、大量高速印刷、CSV出力、ラベル出力、FAX自動送信、帳票文書のスプール管理、電子帳票システム連携、クライアントからの直接印刷など、業務に合わせた帳票OUTPUTモジュールとの組み合わせで、全社的な帳票運用をの基盤を提供しています。

※ インテル、Itanium、Xeon、は、アメリカ合衆国およびその他の国におけるインテルコーポレーションまたはその子会社の商標または登録商標です。
※本リリースに掲載するその他の社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。


[会社概要]
社名:ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
代表取締役社長:内野 弘幸
設立:2004年3月
資本金:1億円
売上高:51億円(2005年2月期)
従業員数:120名(2005年2月現在)
事業内容:帳票・レポート・ドキュメントの分野におけるソフトウエア製品の開発、販売、導入支援、保守サービスの提供。
URL: (リンク »)


<製品に関するお問合せ先>
ウイングアーク テクノロジーズ株式会社 
東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー10F 
TEL:03-5766-2833 FAX:03-5766-2835
E-mail: tsales@wingarc.co.jp  
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