アイログ、防衛アプリケーション用グラフィックス・ツールキットを発表

高性能でダイナミックな地図機能で意思決定を容易に

アイログ株式会社

2005-09-26 11:00

この報道資料は、9月20日に米国カリフォルニア州マウンテン・ビューで発表されたプレスリリースの抄訳版です。
ソフトウェア・コンポーネントの世界的なリーディング・プロバイダであるアイログ(NASDAQ:ILOG)は本日、ILOG JViews(TM) Maps for Defense(以下JViews Maps for Defense)を発表しました。JViews Maps for Defenseは、洗練されたデザインと高度でインタラクティブな操作性を持つ地図の作成を目的としており、標準的なノートPC上での表示が可能です。この機能を提供する防衛関連市場向けのグラフィックス・ツールキットとして初めて商用化されました。JViews Maps for Defenseはまた、軍事的な指揮指令を支援するアプリケーションを対象に設計されており、フィールドのデータをリアルタイムに表示することが可能です。またビデオのようなズーム機能や対象のアニメーション化をサポートするほか、現状を忠実に反映し詳細な地勢情報を表示することも可能です。これらの機能が付加されたおかげで、指揮官は、意思決定の能力を高めることが可能です。アイログはコンピュータ内部のメモリ管理方式を革新し、人工衛星からの俯瞰アングルから街路表示のレベルまでを秒単位で処理する超高速ズームを実現しました。また、JViews Maps for Defenseに装備された自動更新される軍事用記号の拡張ライブラリによって、軍事上の標的、さらには配備された部隊や物資の現在位置ならびに状況を正確かつリアルタイムに把握することが可能です。

今回発表するJViews Maps for Defenseが登場するまでは、このような状況に即した表示能力を実現する高水準のアプリケーションの開発には長期間を要しました。その上さらにそれを実行するには高価なハイエンド・ハードウェアを必要としました。JViews Maps for Defenseを活用すると、ソフトウェア開発者は軍事向けの高度に洗練された指揮指令画面を白紙から開発するのに比較して10分の1の時間で開発することができます。さらにまた、JViews Maps for Defenseは、高価なハイエンド・ハードウェアではなく標準的なノートPCで実行できることも優位点となっています。

今日の軍事行動における任務遂行にあたり、作戦の計画や指揮、指令では、時間の短縮と即時応答性が極めて重要な要素となります。この製品の主な特長には、フィールドからもたらされる情報を視覚的な図柄や地図情報の画面とリアルタイムに組み合わせる機能のほか、理解しやすい区域状況の表示を作り出すための操作機能を有しています。

またJViews Maps for Defenseには、NATO APP6a とMILSTD-2525Bを含む軍用標準記号のライブラリという特長のほかに、ルールを基にしたツールを使用して独自の記号を作成する機能、地勢分析やジオインテリジェンス*1の各種機能を備えています。
*1 ジオインテリジェンス (geo-intelligence):地図情報やその他の情報を統合し、様々な角度から解析し最適化を導き出すツール

作戦計画を立てる際には、装備と兵員の配置が極めて重要になります。ILOG JViews Maps for Defense Terrain Analysis (地勢分析ツール)の各種機能は、地勢データを正確に描写するために開発されました。ユーザはマウスを数回クリックするだけで、目視線の画像を作成して兵員や装備が正しく配置されているかどうかを確認できます。

スペインの航空機製造会社であるEADS CASA社の作戦支援システム事業部を統率するイグナシオ・ロセジ・ラエス氏 (Ignacio Rosell Raez) は以下のように述べています。「作戦計画のためのシステムは、素早く対応できる柔軟性と高性能を備えていることが極めて重要となっています。その点でILOG JViews Maps for Defenseは、利用可能な市販ツールのうち最も優れたものであると思います。最も高度なカスタム画面を最短で顧客に提供するために、弊社ではILOG JViews for Defenseを利用して当社の軍用機用作戦計画製品に含まれているジオグラフィカル・インフォメーション・システム(Geographical Information System: 地勢情報システム)を開発することを検討しています。」

ILOG JViews製品群の最新製品であるJViews Maps for Defenseの登場により、システム・インテグレータや社内開発者は、今まで数か月を要した高度なプロトタイプをわずか数週間で構築することが可能となりました。しかも柔軟性やカスタマイズの選択肢も大幅に増加します。システム・インテグレータとエンド・ユーザのニーズを考慮して設計されたJViews Maps for Defenseは、Java言語で記述された市販パッケージ製品です。新製品JViews Maps for Defenseは2005年10月20日より出荷開始の予定です。ILOG JViews Maps for Defenseの詳細については (リンク ») をご覧ください。

ILOG JViews製品群は、ビジネス情報の監視・管理を目的とした、包括的かつインタラクティブな表示(グラフィック)を開発するためのエンタープライズ・レベルの視覚化ツールキットで、Java、.NET、C++によるグラフィックス・ライブラリおよびコンポーネント形式で提供しています。アイログの視覚化製品は膨大な量の複雑なデータをよりわかりやすく管理しやすくできるため、意思決定能力を高めます。同製品はいずれも、グラフィックスを利用する洗練されたユーザGUIの開
発時間を50パーセントから80パーセント節減することができます。ILOG JViewsは受賞経験が多くあります。ILOG JViewsは、JViews Diagrammer、JViews Charts、JViews Gantt (スケジューリング用)、JViews Maps、およびJTGOから成る製品群です。

以上

アイログ社(ILOG(R))について
アイログ社は、お客様がより迅速な意思決定を行い、変更および複雑度を管理するためのソフトウェアおよびサービスを提供しています。全世界で2,500社を超える企業や 465 社を超えるソフトウェア・ベンダが、市場をリードするアイログのBRMS(ビジネス・ルール管理システム)、最適化、視覚化の各コンポーネントの活用により飛躍的な投資効率を達成し、市場を席巻する製品やサービスを立ち上げ、また、その競争力を強めています。アイログはBRMSの市場リーダーです。アイログは1987年に設立され、全世界に650人以上の社員がいます。アイログ株式会社はその日本法人です。詳細についてはwww.ilog.co.jpをご覧ください。

ILOGは ILOG 社の登録商標です。ILOG JViewsは ILOG 社の登録商標です。他の全ての社名および商品名はそれぞれを所有する各社の商標または登録商標です。
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