オールインワンIP-PBX「AquaVocal」が フュージョン・コミュニケーションズの「FUSION IP-Phone」に対応

日立電線株式会社

2006-01-12 15:00

日立電線株式会社のオールインワンIP-PBX*1「AquaVocal」が、フュージョン・コミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:角田忠久 以下、フュージョンといいます)のIP加入電話サービス「FUSION IP-Phone」に対応いたしましたのでお知らせいたします。
近年、データ通信網の低価格化と高機能化が進む中、VoIP(Voice over IP)といわれるインターネットの技術を利用して音声通話を行うIP電話が急速に普及しつつあります。IP電話を導入するメリットは通信費用の低減だけではなく、社員の異動やレイアウト変更に伴う配線工事のコスト削減を図れることです。しかし、従来のIP-PBXは500~1,000ユーザ以上を収容する大規模オフィス向けの製品が多く、中小規模のオフィスでIP電話を採用する場合、導入コストや償却負担が課題となっておりました。
 そこで当社では、200ユーザ以内の中小規模のオフィスや、大企業の支店、営業所向けにAquaVocalを開発し、2004年6月より販売を行っております。AquaVocalはIP-PBX機能の他、IPキャリアゲートウェイやPSTNゲートウェイ、構内のアナログ電話を収容するためのゲートウェイといった各種ゲートウェイ機能*2、PPPoE機能*3、停電時でもアナログ電話機から公衆網へ発着信が可能なサバイバル機能等のオフィスでIP電話を導入するための各種機能を一台に搭載したオールインワンIP-PBXです。このため設備投資を抑えて電話をIP化することが可能となります。

 フュージョンでは、既にIP加入電話サービスとしてFUSION IP-Phoneサービスを提供していますが、当社のAquaVocalのIPキャリアゲートウェイ機能がフュージョンのサービスに対応することで、中小規模オフィスでも構内電話と外線電話を効率的にIP電話化することができ、IP電話導入のさまざまなメリットが受けられます。特に、FUSION IP-Phoneサービス加入者同士の通話は無料となるため、中小規模のオフィスでも導入が容易なAquaVocalを支店等に設置し会社全体でFUSION IP-Phoneサービスを利用することで本社と支店、または支店と支店といった拠点間の通信費用の削減が行えることに加え、FUSION IP-Phone「050パーソナルナンバープラン」を利用して、社員一人ひとりに「050」で始まる電話番号を付与することにより、社員の異動や転勤、事務所の転居等でも電話番号の変更が不要となり、電話番号管理業務の負荷を低減することが可能です。

 当社では、AquaVocalを主に販売パートナーを通じて販売しております。AquaVocalとIP電話事業者殿との連携を進めることで、中小規模オフィス向けIP-PBX市場におけるシェア拡大を図ってまいります。

用語解説

*1 PBX(Private Branch Exchange):構内交換機。IP-PBXはIP電話用構内交換機のこと。
*2 ゲートウェイ:通信サービス事業者、IP電話網、一般電話網、構内電話網等の間を相互接続するためのプロトコル変換機のこと。なお、機種によって搭載するゲートウェイの種類は異なります。IPキャリアゲートウェイは構内電話網と通信サービス事業者のIP電話網とつなぐための、またPSTN(Public Switched Telephone Networks)ゲートウェイは構内電話網と通信サービス事業者のアナログ公衆電話網をつなぐためのものです。
*3 PPPoE(Point to Point Protocol over Ethernet):電話回線を使用してコンピュータをネットワークに接続する際に使用されるプロトコルをイーサネット上で使用できるようにしたもの。

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