ウィニー(Winny)を検知/隔離/削除する機能を『AntiMalware』に追加

~ 「総合リスク検知ツール」としての開発方針を表明 ~

株式会社アークン

2006-03-17 08:30

アークンは総合マルウェア対策ソフト『AntiMalware』にファイル交換ソフトのWinnyを検知し、処理するシグネチャをデータベースに追加し、4月初旬より提供を開始します。
これにより、Winnyを悪用したウイルスやワームなどへの対応に加え、Winnyそのものを検知し処理することで、Winnyに関連した情報漏えいの問題と、Winnyによる著作権侵害の可能性を阻止するための抜本的対策が可能になります。

Winnyは、P2P(Peer to Peer)ソフトと呼ばれるファイル交換ソフトの一種で、インターネットに接続した不特定多数のユーザ間で、サーバを介さずに直接データのやり取りを行うことができるプログラムです。特定のサーバに負担をかけることなく、インターネット上の情報を共有できる革新的な技術である一方、匿名性が高いことや、音楽、映画、画像など多種多様のファイルも交換できることから、著作権侵害や情報流出が問題となっています。

更に、2003年8月頃からWinnyを悪用したAntinnyワームとその亜種といった変種が80種類近くも発生したことで、組織からの個人情報や機密情報などの漏えいの事象が多発しています。このワームに感染することにより、一度インターネットに情報が漏えいしてしまうと、その情報を回収することは技術的にほとんど不可能となり、重大なトラブルに発展することになります。

基本的には、ウイルス対策ソフトでのAntinnyワームの検知・駆除は可能ですが、昨今、亜種や変種が頻発しているため、ウイルス対策ソフトでは検出が難しい新種のWinny悪用ソフトによる被害が問題視されてきました。

『AntiMalware』は、ウイルス、ワーム、スパイウェア、トロイの木馬、ハッキングツールなどすべての不正プログラムをカバーする、専用クライアント管理コンソール付きの法人向け総合マルウェア対策ソフトです。本製品の最大の特徴として、使用者や目的によっては正規にも不正にも利用できるキーロガーやネットワーク管理ツールなどの、いわゆる「グレーウェア」や「リスクウェア」と呼ばれる「あいまいなプログラム」についても対応しています。また、『AntiMalware』は「あいまいなプログラム」を検知対象にしながらも運用性を損なわぬ様、隔離処理した検知プログラムを確実に復旧する機能や、検知対象である特定のプログラムを簡単に検知対象外の設定にする機能に優れています。

『AntiMalware』についての詳細は、下記Webサイトにてご確認いただけます。
(リンク »)

今後もアークンでは、ウイルスやスパイウェアなど不正プログラム全体への対応に加え、ウイルスやワームに悪用される善意の第三者的ソフトや、著作権侵害の危険性があるP2Pソフトなど、個人ユーザや法人ユーザにとって不利益、損害を引き起こす可能性のあるソフトも検知・処理対象とする「総合リスク検知ツール」を目指して開発を継続していく方針です。


【アークンについて】
会社名:株式会社アークン
代表取締役社長:渡部 章
所在地:東京都千代田区神田須田町2-17-3 神田I.N.ビル2F
設 立:平成13年5月8日
資本金:1億9900万円
URL: (リンク »)

アークンは、情報セキュリティベンダーとして「情報漏洩の55%は内部から」といわれている状況に対応して、より安全なeビジネスの実現に向け、世界水準の情報セキュリティ技術を提供しています。スパイウェアなどの不正プログラム、悪性コードを検知/隔離/削除する『AntiMalware (アンチマルウェア)』、Webアプリケーション層への攻撃からWeb/データベースサーバを守る『SecureSphere (セキュアスフィア)』などの開発と販売を行っており、最新技術を市場に提供す
ることにより情報セキュリティ事業の拡大を目指しています。

【本件に関するお問合せ先】
株式会社アークン 営業本部 Tel:03-5294-6065  E-mail:sales@ahkun.jp

※ 記載の会社名および商品名、WebサイトのURLなどは、本リリース発表日現在のものです。
※ 記載の会社名や商品名は、それぞれ各社・各団体の商標または登録商標です。また敬称は省略しました。                              
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