アイログ、金融機関に向け融資関連の新プラクティスを発表

アイログ株式会社

2005-02-16 11:00

消費者向け融資プロセスの複雑さを解消し、処理サイクルを飛躍的に短縮 顧客に機敏に対応できる組織への移行を支援
2005年2月16日、東京発-ソフトウェア・コンポーネントのリーディング・プロバイダであるアイログ株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:ブンタラ・イング、以下アイログ)は本日、金融機関向けに新しく「アイログ・レンディング・プラクティス」を発表しました。同プラクティスは、金融機関がより迅速で低リスクの消費者向け融資ソリューションを導入できるよう支援するものです。アイログでは、銀行や保険会社などに向けて、融資や与信ソリューションを開発しているSIパートナーと協力しながら、同社のコンサルティングサービスとともに同プラクティスの国内展開を図ります。

アイログ・レンディング・プラクティスは、アイログのBRMS*(ビジネス・ルール管理システム)製品ラインの主力製品であるILOG JRules(tm) を技術基盤とし、これに消費者融資・与信分野のビジネス・ルール・アプリケーションを大手貸付機関と共同で開発してきた同社のコンサルタルティング・チームの専門知識とベストプラクティス、ならびに貸付プロセス固有の課題解決を支援するテンプレートを組み合わせています。加えて、導入ロードマップ、メソドロジ、モデリング・ツールも含まれます。
*BRMS(Business Rule Management Systems ビジネス・ルール管理システム):ルール設定・変更・操作、管理を包括的に提供することにより、企業の業務プロセスを効率化するシステム

現在、金融機関を取り巻く環境はますます厳しくなっています。規制遵守の徹底を図る一方で、他社との差別化による競合優位性獲得のために、よりよいサービスの提供が求められています。住宅ローンをはじめとする消費者向け融資分野においては、融資業務効率の改善と処理コストの削減、融資決定までの日程の短縮、より効率的なリスク管理、新規商品の開発と開発プロセスの加速化、それを可能にする新しいテクノロジーの開発と適応、さらに各種規制への対応などさまざまな課題を抱えています。

BRMSをベースとしたアイログ・レンディング・プラクティスは、このような課題に対し、共有ビジネス・ルールを一元化することで、融資開始から終了までに派生するさまざまなポリシーの自動化と合理化を行います。この結果、融資プロセスにおける与信、適格審査、価格設定、リスク評価などの処理速度を高め、かつ新製品発売や価格変更の市場導入時間を短縮する一方で、IT管理コストの削減も実現します。同プラクティスによって金融機関は、瞬時に与信の判断を行い、融資処理サイクルを数ヶ月から数日に短縮できるソリューションを速やかに導入できます。そして、リスクを抑えながら、融資アプリケーションをより短期間で市場に投入できるようになります。

米国のリサーチ会社であるタワー・グループ社によると、BRMSは、金融機関における融資プロセスに不可欠とされています。同プロセスにおいては抵当与信評価、査定、融資額の設定などで何千もの社内外のポリシーを管理する必要があり、BRMSはこのポリシー管理を強力にサポートするからです。現在は手作業による処理や、柔軟性がなく統合されていないレガシーの融資システムが一般的で、これらによって業務の効率化が阻まれています。この課題に対し市販のパッケージ・ソリューションは柔軟性に欠け、カスタマイズ・オプションが不足しています。このため、米国の金融機関では、BRMSを基盤とした柔軟な融資ソリューションを選択し始めています。すでに米国では大手信用調査会社であるエクイファクス・テクノロジー・ソリューションズなどで、アイログ・レンディング・プラクティスが採用されています。

ILOG JRules BRMSについて
「ILOG JRules」BRMSは企業の業務プロセス改善に重要な役割を果たす、企業向けの戦略的なコンポーネント・システムです。企業内で複数の個別のシステムに組み込まれているビジネス・ルールを一元管理できるため、顧客ステータスや製品情報、料金、サービスに関するプロセスを一括管理することで顧客からのシステム変更要求などに迅速に応えることができます。また、どのルールがいつ変更されたのかも簡単に把握でき、記述も自然言語で行われるため、高度なプログラミング技術をもたない一般社員もリアルタイムでルール内容の設定・変更が可能になります。

以上
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