【来場者アンケート自動集計システムの概要】
「来場者アンケート自動集計システム」は、来場者がワイヤレスのデジタルペンを使って専用紙に回答や意見を書き込むと、その筆跡がモニター画面に表示され、同時に回答や意見がデータとして収集されます。主催者が来場者の反応を即座に把握できるほか、データ入力作業や集計作業が必要なくなり、アンケートデータの保存・管理業務の大幅な効率化が見込めます。
【デジタルペンゲートウェイとは】
「来場者アンケート自動集計システム」は、NTTコムウェアが開発した「デジタルペンゲートウェイ」を利用しています。通常、1台のパソコンで複数のデジタルペンから同時にデータを受信することは不可能ですが、「デジタルペンゲートウェイ」を用いると、Anoto方式(*1)のデジタルペンからのデータをBluetooth(*2)通信により、最大16本まで同時に受信できます。なお、「デジタルペンゲートウェイ」のハードウェアには、NTTコムウェアが開発した文庫本サイズの超小型Linuxサーバ「L-Box」(詳細別紙)を用いています。
【デジタルペンを用いたグループ創作活動の可能性を探る】
デジタルペンは帳票管理や教育分野などでの利用が期待されていますが、今回の映像展では、単にアンケート自動集計システムで来場者に映像展への意見や感想を収集するだけでなく、複数のデジタルペンを同時利用可能にする「デジタルペンゲートウェイ」を活用したグループ創作活動や、メディアアート分野での利用可能性を探る場としての役割も期待されています。
【映像展概要】
東京都写真美術館 開館10周年特別企画映像展
「超(メタ)ビジュアル-映像・知覚の未来学」
主催 : 東京都/東京都写真美術館
後援 : 文化庁
企画協力 : 株式会社NHKエンタープライズ
開催期間 : 6月7日(火) ~ 7月10日(日)
東京都写真美術館ホームページ : (リンク »)
所在地 : 〒153-0062東京都目黒区三田一丁目13番3号
恵比寿ガーデンプレイス内
電話 : 03(3280) 0099
【用語解説】
*1Anoto(アノト)方式
スウェーデン Anoto AB社( (リンク ») )が開発した、専用の紙(アノトペーパー)とペン(デジタルペン)を使った、入力ユーザインタフェース技術です。キーボードなどこれまでのインターフェースを操作することなく、慣れ親しんだペンと紙で、メモやイラストをデータ伝送できます。筆跡情報を電子化することで、手書き画像の管理や文字認識によるテキスト変換などが可能です。
*2 Bluetooth(ブルートゥース)
PDAや携帯電話などの携帯情報機器向けに開発された無線通信技術で、10m程度の距離での通信が可能です。
「L-Box」製品概要
サイズ: 高さ119×幅68×奥行98(mm)
重量: 約267g
主な特長:
◆情報家電・端末制御機能
・携帯電話などによる外出先からの情報家電・端末への制御機能
◆環境に柔軟に対応できる拡張機能
・Ethernetポート(10Base-T/100Base-TX)×2,RS-232C,PCMCIAカードスロット,CFカードスロット(無線LAN専用)の外部インタフェースを装備し、簡単に無線LANやモバイル環境を実現
・Linuxを実装しているためアプリケーションの拡張が可能
・IPv6の搭載により、次世代インターネットサービスにも対応
◆主な搭載ソフト
・ ADSL接続(PPPoE,PPPd)
・ 簡易ファイアウォール(iptables)
・ ブラウザ設定ユーティリティ(オリジナル,apache+openssl)
・ IP自動付与(DHCP)
・ メッセージ送信(smtpclient)
・ 通信アプリケーション(betaftpd,telnetd,openssh)
・ エディタ(簡易vi)
・ ログ・パスワード(syslogd,tinylogin,logrotate)
動作環境:
CPU : 200MHz / SH4
OS : Linux 2.4.18
メモリ : 32Mバイト(最大64Mバイトまで増設可能)
コンパクトフラッシュメモリ : 32Mバイト
電源・電圧 : +12V単一
販売希望小売価格 : 49,800円(税込52,290円)
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