200Mbps高速電力線通信用LSI「XPLC40A」およびその評価用キットを販売開始

株式会社ゼルライン・ジャパン

2005-12-19 10:00

ゼルライン・ジャパンは、ハイビジョン映像の家庭内配信などにパフォーマンスを発揮する200Mbps高速電力線通信用LSI「XPLC40A」およびその評価用キットを、2006年第一四半期に販売開始すると発表した。
韓国の高速電力線通信(PLC=Power Line Communication)用LSIメーカー、ゼルライン社の日本法人である株式会社ゼルライン・ジャパン(本社:東京)は、200MbpsのPLC用LSI、「XPLC40A」およびその評価用キットの販売を、2006年第一四半期に開始すると発表した。
電力線通信は、オフィスや家庭にある電源コンセントをネットワークインフラとして使用するため、安価で簡単に高速ネットワークを構築でき、ハイビジョンなどメディアリッチなブロードバンドコンテンツの配信にも威力を発揮することが期待されている。
国内ではまだ電波法により認可されていないPLCだが、アジア諸国では導入が先行しており、韓国ゼルライン社の開発した24Mbps PLC用LSI、および高圧~低圧対応PLCモデムシステム機器などの製品群は、韓国、中国、マレーシアなど各国に出荷されている。今回発表した200Mbps「XPLC40A」を使用した評価キットは、高速性に加えて、QoS(Quality of Service)に対応した帯域予約による伝送品質保証機能を搭載しているため、映像コンテンツなどの安定した通信が可能である。
 ゼルライン・ジャパンは、2003年に設立された「PLC-J」(高速電力線通信推進協議会)の会員として、電力線通信の国内普及に向けた高速化技術、既存システムとの共存技術などの検証を行ってきた。また、2004年には近畿総合通信局より実験用高速電力線搬送設備の許可を受け、関西地区にて漏洩電界低減の実証実験を実施するなどの実績を積んでおり、2006年後半に見込まれている電波法の規制緩和による認可を前に、万を持してPLC用LSIの販売に乗り出す。販売代理店は株式会社PALTEK(本社:横浜)。

◎株式会社ゼルライン・ジャパン
1995年に設立された韓国のファブレスLSIメーカーの日本法人として、日本市場におけるPLC普及活動を目的に2002年に設立された。

このプレスリリースの付帯情報

200MbpsのPLC用LSI、「XPLC40A」

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