本買収により、アルカテル・ルーセントは、無線技術の広範な分野(CDMA EVDO、UMTS/HSPA、 GSM/EDGE、WiMAX)と4G(第4世代移動体通信システム)への進化を推進するためのノウハウで、業界トップの地位につきます。
Signals Research Group, LLCのMichael Thelander氏は次のように述べています。
「アルカテル・ルーセントは、ノーテルのUTRANグループを買収することで、3Gインフラストラクチャのリーディング・サプライヤとしての地位を確立します。統合会社は、ITUによって策定された3G技術(UMTS、CDMA2000、TD-SCDMA)に関する市場シェアでトップとなり、全世界のほぼすべての主要な固定/無線通信事業者にとって注目の存在となります。さらに、研究開発の規模が大幅に拡大されます。OFDMA、SDR、MIMOなどの次世代技術に関する現時点での技術的なリーダーシップや継続的な研究開発への努力により、3G技術が進化し、モバイルWiMAXが勢いを増す中で独自の位置につきます。アルカテルがDSL(デジタル加入者線)の分野で長年トップの地位にあったということもあり、アルカテル・ルーセントには、シームレスなブロードバンドの開発と普及をリードしていくための万全の体制が整えられていると言えるでしょう。」
アルカテル・ルーセント無線事業部のMary Chan氏は次のように述べています。
「主要な顧客は、当社の3Gへの戦略的な動きに対し、強力なサポートを示唆してくれています。本買収の完了後、当社は、拡大した顧客基盤により一層の価値を提供できるよう計画された綿密な統合プログラムを通じて、本契約を最大限利用します。私は今、本買収が会社全体に大きな価値をもたらし、さらなる成功へと導くものであるとかつてないほど確信しています。」
本買収は、労働組合やその他の従業員代表者との協議、定められた期間内でノーテルがどのようにアルカテル・ルーセントに設備、インフラストラクチャ、アプリケーションサービスなどを提供するかという移行サービス契約を含むいくつかの付随契約の条件、規制当局の許可を含む慣習的なクロージング条件などがすべて合意にいたることによって完了します。両社は、年内の手続き完了を見込んでいます。
<アルカテル・ルーセントについて>
アルカテル・ルーセント(Alcatel-Lucent)は、2006年12月に、仏アルカテルと米ルーセント・テクノロジーが合併し誕生したグローバルな通信ソリューションプロバイダーです。全世界の通信事業者、一般企業、政府機関などに対し、音声、ビデオ、データ通信サービスを実現するエンド・ツー・エンドの通信ソリューションを提供しています。固定/移動および統合ブロードバンドネットワークの構築をはじめ、IP技術、アプリケーション、サービスなどの各分野で世界をリードしており、家庭内、オフィス内、移動中を問わず高度な通信サービスを実現します。
本社をパリに置き、世界130ヶ国以上でビジネスを展開しています。従業員は79,000名、豊富なノウハウを持つグローバルサービス部門と、業界最大規模の研究開発、技術革新部門を有しています。連結総売上高は、両社合わせて186億ユーロ(2005年度)。URL: (リンク »)
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