コーニング、日本における第8世代LCDガラスの 生産能力を拡大

大型製品の供給能力向上により日本と台湾の顧客を支援

コーニング

2007-02-08 00:00

コーニングインコーポレイティッド(以下、コーニング、本社:米国ニューヨーク州、社長兼CEO:ウェンデル P.ウィークス)は本日、同社の取締役会が1億6,000万ドルの設備投資計画を承認したと発表しました。この計画は同社の静岡工場におけるアクティブ・マトリックス型液晶ディスプレイ(LCD)用大型ガラス基板の生産能力を新たに拡大することを目的とするものです。

この設備投資は来年にかけて実施されるものであり、ガラス基板の生産は2008年半ばまでに開始される見込みです。生産能力数値は公表されていません。

コーニングディスプレイテクノロジー社長ジェイムズ P. クラッピンは次のように述べています。「コーニングは優れた技術的ノウハウによって、卓越した製品の安定的供給源となるための取り組みを強化し今日のリーダーシップを築いてきました。日本と台湾における当社の顧客に対する液晶テレビの需要は40インチ以上の製品を中心に高まる一方であり、今回の生産能力拡大によってそれら顧客への支援が強化されることになります」。
2006年、コーニングはシャープ株式会社との長期供給契約を締結し、それによって三重県にあるシャープの第8世代工場に対するガラス基板の主供給メーカーとなりました。この工場は40インチ以上の液晶テレビの生産に特化しています。

第8世代のサイズは 2160 x 2460 mmであり、現在世界最大のガラス基板となっていますが、次世代の基板もすでに準備が進められています。「第8世代の生産能力拡大とともに、コーニングはさらに大型の基板に対する顧客の需要に備えるため、第9世代以降の製品開発にも着手しています」とクラッピン社長は述べています。

静岡工場で生産される第8世代の基板はコーニングのEAGLE XG™ ガラスです。EAGLE XGは重金属を含まない初めてのLCD向けガラス基板です。またハロゲン化合物も含んでおらず、現在市場に出ている製品の中で最も環境に配慮したLCDガラスとなっています。

コーニングは以前、2007年のLCDガラス基板市場は全体として30%台半ば前後の伸びを示す見込みであると述べました。また、世界のテレビ市場における液晶テレビの普及率は、昨年の22%から本年度は33%に達するものと予想されます。さらに、2007年における世界的な総ガラス量は2006年の12億平方フィートから約4億平方フィート増大する見込みです。

コーニングについて
コーニング(www.corning.com)は、多岐分野に供給可能なハイテク技術を有し、特に成長が期待される産業分野に貢献しています。特殊ガラス、セラミック、ポリマー、および光の特性操作に関する専門知識と高度な製造プロセスと生産能力を組み合わせて、通信、フラットパネルディスプレイ、環境、半導体、ライフサイエンスなどの産業向けの革新的製品の技術開発および供給を行っています。

リリース内容について
このプレスリリースに記述された将来に関する発表内容は、さまざまなビジネスリスクや不確実な要因によって、実際の結果と大きく異なる場合があります。これらのリスク及び不確実な要因には、世界の経済及び政治情勢の変化または変動、関税、輸入関税、為替変動、製品需要と業界の製造能力、競合製品とその価格、製造効率、コスト低減、重要な部品および材料の入手可能性とコスト、新製品の開発と商品化、主要顧客からの注文および需要、液晶ディスプレイ産業および他の業界の大口顧客による設備投資、プレミアムおよび非プレミアム製品の製品構成の変化、設備拡張および新規工場立ち上げコスト、テロ活動・武力衝突・政情不安・深刻な健康問題による商業活動の停滞、商業的に妥当な条件による融資および資本の調達、保険の十分性および利用可能性、資本資源およびキャッシュフロー活動、資本支出、株式会社としての活動、利子コスト、買収および子会社売却、過剰在庫または古い在庫のレベル、技術の変化の速度、特許権の行使、製品および部品性能の問題、主要社員の異動、株価の変動、訴訟または規制による不利な状況の発生、などが挙げられます。これらを含む諸リスク要因は、コーニングが米証券取引委員会に提出した書類に記載されています。本リリースに記述された情報は、発表日現在の情報であり、コーニング社は新しい情報または将来の出来事に照らしてこれらの情報を更新する義務を負わないものとします。

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