この基盤システムは、業務サーバ約60台のOSを全てRed Hat Enterprise Linuxにより構成するとともに、ミドルウェアにはJBossやApache、MySQL、PHP、Postfix、Nagios(注2)などのオープンソースソフトウェア(OSS)を積極的に採用することにより、コストパフォーマンスと拡張性に優れていることを最大の特長としております。NECは本システムに関して、約4ヶ月という短期間での構築を実現いたしました。
GMOインターネット証券では今後、証券業務に関わる業務をこの基盤システムをベースとした証券フロントシステムを活用し、まず口座開設の申し込み受付を本日から開始、5月12日からは国内現物株式・制度信用取引を開始する予定です。この証券フロントシステムは、トレーディング関係のAPI(注3)公開を可能とするなど、Web2.0(注4)指向のインターネットシステムであり、GMOインターネット証券では今後、この特長を最大限に生かした様々なサービスを展開していく予定であります。
NECはこれまでにも、早稲田大学や倉敷市教育委員会、株式会社 三城などにおいてLinuxや他のOSSを活用したシステム構築実績を数多く有しており、このたびの受注についてはこうした実績をはじめ、充実したサポート体制が評価されたものと考えております。
GMOインターネット証券のシステム構成についてはこちらをご参照下さい
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本件に関するお客様からのお問い合わせ先NEC OSS推進センター
TEL (03)3456-0625
用語解説
(注1) GMOインターネット証券のURL: (リンク »)
(注2) JBossとはJavaで開発されたOSSのアプリケーションサーバです。
Apacheとは世界で最も使われているOSSのWebサーバです。
MySQLとはOSSのRDBMS(リレーショナルデータベース管理 システム)です。
PHPとは動的なWebアプリケーションを作るための、OSSの サーバーサイドスクリプト言語です。
Postfixとはsendmailとの互換性が高い、OSSのメールサーバ です。
Nagiosとはネットワーク上のホストを監視するOSSの監視 ツールです。
(注3) APIとは「Application Program Interface」の略です。
(注4) Web2.0とは、従来のWebによる情報公開・情報収集などの技術や 概念を「1.0」とし、より新しい次世代Webの技術や概念などに 関する総称です。
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