従来の技術では、多種の商品をトラックに積み込み、様々なコースに沿って配達を行おうとする場合には、倉庫管理者が配車組処理と呼ばれる作業が行われていました。どのトラックにどの荷物をどういう順番にどれだけの量だけ積み込むかを検討する作業です。しかし、十分熟練を積んだ係員が行う場合であっても、極めて煩雑になり、また作業に時間がかかっていました。
今回、特許取得した『配車組システム』は、次のようにコンピュータを操作します。
図のように、コンピュータの画面には集配用の車両を表すアイコンと、その車両が割り当てられた集配用のコースを表すアイコンと、そのコース上の集配先を表すアイコンと、その配送先に配送される商品を表すアイコンとが、トリー状に並べて表示されています。
図の例では、3台の車両T1、T2、T3が、それぞれ山の手コース、駅前コース、海の手コースを走ります。
各車両を表すアイコンは、割り当てられた商品を積み込んだとしたときの積載量と車両の最大積載量との関係を示すように、グラフィック表示がされています。白い部分が空きで、真っ黒になると満載を表します。
このコンピュータの画面上で、マウスを用いて、各アイコンを自由に移動することができます。
この図の例では、当初の予定では、駅前コースを走る車両T2の積載量が多すぎました。
そこで、図のように、駅前コースの最後にある駅西店をマウスでクリックして、海の手コースの最後のところにドラッグします。
これで、海の手コースを走る車両T3に、駅西店に配達する商品の積み替えをしたことになります。海の手コースを走る車両T3が駅西店に寄って、商品8を配達することになりました。
こうしたシミュレーションをすると、その結果は直ぐに計算されて、各車両の積載量表示が更新されます。積載量が平均化されたことを確認すると、配車組完了ボタンをクリックします。これで、配車管理データが作成されて、各車両のために集配用の伝票が印刷されます。
以上のように、この特許『配車組システム』によれば、コンピュータの画面上に商品集配用のコースや集配先等のアイコンを互いに対応付けて表示し、これらを移動させることによって、車両に積載する商品等の組替えを自由にシミュレーションすることができるのです。従って、高度な熟練者でなくても、配車組作業を簡便に、迅速に行えます。また、商品の受注やピッキング等のシステムと組合せて、総合的な商品管理を行えば、新たなデータ入力作業を最小限にして、操作性の高いシステムを提供することができます。
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【本リリースに関するお問合せ】
■株式会社シーネット
設立年月日 1992年1月
代表取締役社長 小野崎 伸彦
本社所在地 千葉県船橋市本町4-41-19
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資本金 8992万円
事業内容 ロジスティクス・ソフトウェアの開発・販売
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担当 白澤 恵司
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