ソフトフロント、GIPS VoiceEngine Mobileを使用した「モバイルVoIPトライアルセット」発売

株式会社ソフトフロント（東京本社：東京都港区、代表取締役社長：阪口　克彦　以下、ソフトフロント）は、高品質で安定したVoIP(*1)通話を手軽に体験できる「モバイルVoIPトライアルセット」を９月中旬から販売開始いたします。同製品は、ソフトフロントのSIP(*2)技術を核とし、優れた音声処理技術をもつ日本グローバルIPソリューションズ株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：荒川　太郎氏　以下、GIPS社）のコーデックおよび音声エンジン、GIPS VoiceEngine MobileをVoIP機能に使用しております。

●「音切れ」問題を音声処理技術から解消

昨今、企業での無線LAN環境の利用が一般的になり、無線LAN対応のモバイル端末によるVoIPソリューションが普及期に入ってまいりました。しかし、無線LAN環境での音声通話はパケットロスやジッタ(パケット到着時間のばらつき)による音切れや遅延という問題が発生しやすく、そのことが導入障壁となっております。問題解決にはアクセスポイントの配置設計など環境構築側からのアプローチが一般的ですが、ユーザー企業が求める音声品質を実現するには十分とは言えないのが現状です。
この度ソフトフロントでは、問題解決にGIPS VoiceEngine Mobileによる音声処理技術側からアプローチしたモバイルVoIPトライアルセットの販売を開始いたします。GIPS VoiceEngine Mobileのパケットロス耐性およびジッタ制御機能による音切れのない高品質で安定した通話を無線LAN環境下でご体験頂けます。
GIPSの音声処理技術は、Skype、Yahoo!、AOLなどの企業にも導入されており、高音質の音声エンジンとして高く評価されております。

●世界が評価した高音質を手軽に実感

このモバイルVoIPトライアルセットは、OSにWindows Mobileを採用しており、汎用性、拡張性が非常に高く、導入されたお客様のニーズにあわせカスタマイズすることが可能となっております。
また、お客様へのデモや社内評価用としてSIベンダー様や通信事業者様が気軽に利用できるように、ノートPCにSIPサーバーをインストールして使用可能な設計となっており、新規導入検討や現在の環境との比較などの場面で、高品質でスムーズなVoIP通話を実際に体験しながら検討することができます。

ソフトフロントは、今後もSIP/VoIP技術を核に、高品質でスムーズなコミュニケーション環境の実現に向け取り組んでまいります。

＜モバイルVoIPトライアルセット製品概要＞

【トライアルセット構成】 ●クライアント(S/W)　：　トライアル用VoIPアプリケーション
（Softfront SIP Library + GIPS Voice Engine + GUI）
●サーバー(S/W) 　：　Softfront SIPサーバー
【対応端末数】 4台まで
【オプション】 PC版トライアル用VoIPアプリケーション
（Softfront SIP Library + GIPS VoiceEngine Mobile + GUI）
【OS】 Windows Mobile 5.0 / (6.0：準備中)
【対応端末】 hTc-Z、X01HT、W-ZERO3
【主な機能】 ●GUI アプリケーション
●発信、発信取消、着信、応答、応答拒否、切断
●SIP Proxy Server に対応
●対応メソッド: INVITE/CANCEL/ACK/BYE/REGISTER
●GIPS NetEQ
【対応コーデック】 iLBC/iPCM-wb/iSAC/拡張G.711
【価格】 お問合せください。

このプレスリリースの付帯情報

使用イメージ

用語解説

(*1) VoIP(Voice over Internet Protocol)
IPネットワークを利用した音声通話の技術一般を指す。現在、注目されているIP電話は、この技術を応用したもの。
(*2) SIP（Session Initiation Protocol）
IP電話、ビデオ会議などを実現する新しいプロトコル（RFC3261）。Webの技術として有名なHTTPと同様にテキストベースであり、テキストベースのためシンプルで拡張性が高いことから、IP電話の標準的なプロトコルとして利用されている。最近では、その特徴を生かしてデジタル情報家電などへの搭載が注目されている。