Western Computerでは、SOAを構築する基盤にPrima Platformを選択しました。Prima Platformには幅広い保険業務の参照モデル(Prima IBCS™)、ビジネス・プロセス管理(BPM)エンジン、サービス・リポジトリ(Prima Repository™)が包含されています。ILOG JRulesを統合した新しいSOA基盤によって、Western ComputerではIT保守管理と引受業務のコストが削減され、年間数十万ドルのコスト節減が実現しました。Western Computerは、ILOG JRulesの利用を他の業務にも拡大することで、さらに著しい節減が進むと考えています。ILOG JRulesの採用により、業務の80パーセント以上を自動化し、引受業務規程は事業部門間だけでなく、地域的にもバラつきなく実施できる見通しです。
BRMSを技術基盤とする新しい引受業務システムでWestern Computerは資格審査、リスク査定、料率決定といった契約引受業務において、判断機能を追加するとともに手続きの自動化を広げることができ、これによりオーナー企業とその協力企業へのサポートを強化していく予定です。今後はアナリストや保険数理士などの業務担当者が自ら、ルールのテスト、作成、修正を初め、「what-if」によるシナリオ分析までできるようにする計画で、契約引受業務を統制するルール全体の透明性が得られると期待されています。またILOG JRulesの高度なルール管理機能を利用すると、誰にどの種類のルールの取扱いを許可するかを管理したり、その利用を完璧に監査追跡できるほか、再利用可能なルールを簡単に作成してトランスペアレント・デシジョン・サービス(TDS)*としてSOA環境に公開することもできます。
*トランスペアレント・デシジョン・サービス(TDS):Webサービス内にある判断に関わるビジネス・ルールを、そのルールに関連するすべての人がアクセスできることで、ソフトウェアのコーディングの際に生じるブラックボックス化を解消する、透過性の高いルール・ベースのWebサービス
Western Computerのアプリケーション開発部門責任者、フィル・ティーグル(Phil Teagle)氏は、「ILOG JRulesを採用した理由は、その使いやすさのほかに、業務担当者とIT担当者の両者がルールを管理できる先進的機能があること、Prima Repository™とPrima IBCS™に緊密に統合できることでした。ILOG JRulesをPrima RepositoryとPrima IBCSと一緒に利用することで、アプリケーション構築の時間が30パーセント短縮できるようになりました。当社が得たものは、アプリケーションをより速く開発するための柔軟性であり、ビジネス・ルール管理システムの利用を他の業務と事業部門へ拡大するための柔軟性です。この新しい統合プラットフォームは、変化への即応性、スピード、透明性を提供してくれます。これらはすべて、ビジネス・ニーズの変化とともにすばやく拡張するために必要な条件です」と述べています。
アイログは常にその製品の変革を続け、ビジネス・ルール管理システム・ソフトウェアにおいて業界をリードする企業のひとつとなりました。Forrester Researchはアイログをルール・プラットフォーム全体の市場リーダーとして位置づけるほか、Java対応版ルール・プラットフォームにおけるリーダーとしても認めています。アイログのBRMS製品は、eBay、Equifax、Grupo Santander、Harrah’s Entertainment、Visa、Vodafone、Zurichなど主要なGlobal 2000企業および世界各国の政府機関に採用されています。詳細については (リンク ») をご覧ください。
●プリマ・ソリューションズ(Prima Solutions)について
プリマ・ソリューションズが提供するソフトウェアは業界標準規格を基盤として設計されており、既存の保険会社のIT システムを、コンポーネント構成のサービス指向アプリケーションへ段階的に移行することを支援します。非常に応用性の高い保険業務参照モデル(Prima IBCS™)を中核とするPrima Platformは既存のインフラを補完して実際的かつ効率的な手法によるSOA移行を可能にします。詳細については www.prima-solutions.co.jp をご覧ください。
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