「PfR Manager」は、米シスコシステムズ社の「PfR(Performance Routing)テクノロジー」とダイレクトに統合・利用することができる、広範な管理及びレポーティング・ツールです。PfRの機能設定と管理機能が強化されることで、複数のネットワーク経路にわたりインテリジェントな帯域利用率と自動ルーティングの適正化を通じた、大幅なコストの削減が可能となります。さらに、アプリケーションとトラフィック・ベースのポリシー及び優先順位付けにより、ネットワークのパフォーマンスが大幅に改善されます。
「PfR Manager」の価格設定は、200万円(税別)~を予定しております。フルーク・ネットワークスは今後も通信ネットワーク環境に大きな影響を与える米シスコシステムズ社の新技術に対応したツールを日本市場においても、より早くネットワーク技術者の方々に提供していく予定です。そして、NGN(次世代ネットワーク)時代に向けた次世代管理ツールとして、ネットワークにおけるパフォーマンスの問題を動的に回避し、アプリケーションのアベイラビリティー(可用性)※向上を実現し、より信頼性の高いネットワーク環境づくりに貢献して参ります。
■フルーク・ネットワークスの「PfR Manager」とシスコのPfR技術の組み合わせが、企業のネットワーク技術者に、インテリジェントなネットワーク経路の最適化をもたらす
「PfR Manager」は、シスコの新しい「Performance Routingテクノロジー」と統合・利用することができる、広範な管理及びレポーティング・ツールです。シスコシステムズのPfR技術との組み合わせにより、ユーザーである企業のネットワーク管理部門の技術者に、WANのパフォーマンス(性能)、アベライビリティー(可用性)ばかりでなく、各種の障害に対抗できる復元力を最大化するネットワークの新しい管理手法が提供されます。このことで、企業のネットワーク管理部門では、ネットワークの状態をアプリケーション・ニーズに適合させることにより、インテリジェントにネットワーク経路を最適化ができるようになります。また、「PfR Manager」の容易な操作性は、ユーザーに作業時間の短縮をもたらし、速やかなコスト削減も約束します。「私たちは、さらなるユーザーの業務遂行環境の強化や事業の生産性の向上のために、フルーク・ネットワークスとともに連携することをめざしています」と、米シスコシステムズ社ネットワーク・システム担当取締役のインバー・ラッサーラーブ(Inbar Lasser-Raab)氏は語っています。
●「PfR Manager」の特長とメリットについて
「PfR Manager」により、Windowsベースのサーバー上で稼動するソフトウェア・ソリューションで、シスコの革新的なPfR機能を、ユーザーが迅速・容易に理解できるようになります。そして、直感的に理解できる、使いやすいGUI(グラフィック・ユーザー・インターフェース)によって、インストール、設定、監視及びレポートが簡単に実行できます。
「PfR Manager」実装のメリットは以下の通りです。
1)稼動していないバックアップ・リンクを含めて、WAN リンクのすべての利用率に関する構成情報取得を通じたネットワーク運用コストの削減が可能
2)ダイナミックなアプリケーション・ベースのルーティングの最適な設定とモニタリング及び継続的なパフォーマンス測定を通じた、ネットワーク・パフォーマンスとレスポンス・タイムの改善が可能
3)ベースライン測定を可能にする簡潔なレポート機能とSLA(service-level agreements)に対応する容易な検証が可能
■CIOからネットワーク管理者、ネットワークエンジニアまで、すべての管理ユーザーが待ち望んでいた、NGN(次世代ネットワーク)時代に向けた、高水準のネットワーク環境の実現に貢献可能
今回の「PfR Manager」の発表は、本年11月に発表した統合化EPM(エンタープライズ・パフォーマンス・マネージメント)ツール「Visual Performance Manager(VPM)」と合わせて、フルーク・ネットワークスのEPM(エンタープライズ・パフォーマンス・マネージメント)ツールのラインナップのさらなる充実を意味します。これらのQoS※管理ツール群の提供により、NGN(次世代ネットワーク) 時代に向けた、企業や通信キャリアのネットワーク技術者の要望にワンストップで応える、高水準のネットワーク環境の実現が可能となります。
EPM(エンタープライズ・パフォーマンス・マネージメント)は、統合化されたシステムによって、企業全体にわたり幅広い可視性、詳細な解析能力、そして迅速なトラブルシューティング機能に加え、企業の融合を遂げつつあるネットワークのアプリケーション、VoIP及びネットワーク・パフォーマンス管理に奥深い洞察力を与えるものです。これにより、各企業のIT部門は、そのITインフラの価値とそのパフォーマンスを最大限に高めることができ、エンド・ユーザーからの高い評価を獲得できるようになります。
フルーク・ネットワークスは、日本を含めた世界中のユーザーのために豊富な経験と技術をさらに高め、アプリケーション管理者やネットワーク管理者といった世界中の技術者の方々が、素早く意思決定できるための強力な支援ツールを今後も提供していきます。
<「PfR Manager」の予定価格>
200万円(税別)~。
●フルーク・ネットワークスについて
フルーク・ネットワークスは、米国の精密電子計測器メーカーである「フルーク・コーポレーション」のネットワークス部門が2000年に分社化して生まれたネットワーク関連ツールメーカーです。「Network SuperVision solutions(TM)(ネットワークの可視性を最大限に高めるためのソリューション)」の提供を企業使命としており、お客様の重要なITインフラであるネットワークを常に最適な状況に保つための監視・解析やトラブルシューティングをサポートしております。現在、日本を含む世界50ヶ国以上で事業を展開しており、弊社の高品質・高付加価値ソリューションは既に世界20,000以上の企業ネットワーク、システム・インテグレーター等のネットワーク設計・構築の専門企業などで使用されています。
詳細は以下のURLをご参照ください。 (リンク »)
※PfR Manager、Visual Performance Manager 、等の製品は、米フルーク・ネットワークス社の登録商標または商標です。
※その他記載されている会社名、製品名等は、各社の登録商標または商標です。
用語解説
※「PfR(Performance Routing:パフォーマンス・ルーティング)テクノロジー: パフォーマンス・ルーティングは、米シスコシステムズが発表した、従来のルーティング・テクノロジーを補完するテクノロジー。米シスコシステムズ社の機能豊富なネットワークシステム・ソフトウェア「Cisco IOS ソフトウェア」を利用して、アプリケーションのパフォーマンスとアベイラビリティー(可用性)を向上させる。
※WAN(Wide Area Network:広域通信網): 電話回線や専用線を使って、本社-支社間など地理的に離れた地点にあるコンピュータ同士を接続し、データをやり取りすることを言う。広域通信網として通信事業者が提供するさまざまなネットワークサービスの総称としても使われている。この場合、WANには、固定電話、ISDN、携帯電話、PHS、専用線、フレームリレー、ATM、IP-VPN、広域イーサネットといったものが含まれ、企業向けWANサービスとしてIP-VPN、インターネットVPN、広域イーサネットが一般的である。
※アベイラビリティー(availability):可用性。システムにおける異状の発生のしにくさや、異状が発生した際の修復速度などに関わる用語。
※QoS:(Quality of Service): ネットワークにおけるサービス品質のこと。品質とは、伝送遅延、最低保証速度、ピーク速度、遅延のばらつき、といったパラメータを指す。
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