フルーク、携帯型ネットワークテスター新製品「LinkRunner Pro」を出荷

CNET Japan Staff

2007-04-18 12:27

 フルークは4月17日、携帯型ネットワークテスター「LinkRunner」シリーズに、新たに機能強化した新製品「LinkRunner Pro」を追加し、出荷を開始した。価格は14万8000円から。初年度1500台の販売を目指す。

 新製品は、ネットワークの障害原因の80%を占めるとされる物理層とデータリンク層のテストを行うための携帯型ネットワークテスター。ギガビット・イーサネットや、IEEE802.1X、PoE(Power over Ethernet)などに対応し、競合問題解決に対して、包括的なリンク状態に関する試験レポートを提供してくれる。

LinkRunner Pro LinkRunner Pro

 また、PoE試験をIEEE 802.3af規格に基づき実行し、CiscoやExtreme、およびLink Layerディスカバリー・プロトコル(CDP/EDP/LLDP)を使用して最も近いスイッチを見つけることもできるという。LinkRunner Proを用いれば、ネットワークに対して1秒間1000Mバイトまで、リンクスピードのネゴシエーションを行い、最大10のキー・デバイス、またはURLに対するPing試験が実施できます。

 IEEE802.1Xは、PCを認証してからLANに接続するための技術。一般的なLANスイッチはケーブルをポートに接続するとすぐLANにつながるが、802.1X対応のLANスイッチは,ケーブルを接続してもすぐLANにつながらず、接続されたPCを認証し、正しい利用者であると確認してからLANにつなぎ、認証によってLANスイッチの接続ポートを開けたり閉めたりする。無線LANのアクセス・ポイントでも同じ機能を果たす。

 PoEは、データ通信用のイーサネットケーブルを使って、ネットワーク機器が動作するのに必要なだけの電力を送信するための技術を指す。IEEE P802.3afとして標準規格となっている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. ビジネスアプリケーション

    Microsoft 365で全てを完結しない選択、サイボウズが提示するGaroonとの連携による効果

  5. セキュリティ

    生成AIを利用した標的型攻撃とはどのようなものなのか?実態を明らかにして効果的な対策を考える

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]