SPSS、サーベイ統合パッケージ「Dimensions 5.0」の出荷開始

~より多くのサンプルを収集し、有効回答率アップで、アンケートのニーズに応える~

エス・ピー・エス・エス株式会社

2008-05-14 09:00

 Predictive Analyticsを提唱するエス・ピー・エス・エス株式会社(以下、SPSS Japan)は、サーベイ統合パッケージの新バージョン「Dimensions 5.0」の出荷を6月1日から開始することになりましたので、お知らせします。「Dimensions 5.0」は、「Interview Player」 と「 Remote Manager」のコンポーネントを付加してデータ収集の手法を広げ、「Dimensions 4.0」で新コンポーネントとして加わった「Desktop Author」に新機能を加え、質の高いフィードバックを収集し、素早く、適切な意思決定を行えるようにしています。
 標準価格(税込)は、11種類のコンポーネントによる最小構成で650万円から、SPSS Japanの直販とビジネスパートナーの販売により、両製品を合わせて初年度2億円の売り上げを目指します。

 「Dimensions」は、アンケート用紙、Web、電話による単独あるいは混合のアンケート調査に必要となる「調査票デザイン」から「データ収集」、「集計」および「レポーティング」までの作業をコンポーネントを組み合わせ、一つのプラットフォーム上で行なえるようにした統合サーベイソリューションです。
 「Dimensions 5.0」では、新たに「Interview Player」 と「Remote Manager」のコンポーネントを付加してデータ収集の手法に広がりを持たせました。「Interview Player」 は、ノートPCやタブレットPCを使用した対面でのデータ収集を行なえるようにするもので、「Remote Manager」は、安定したネットワーク接続が確保できない場所でのデータ収集を可能にします。これまでの用紙、Web、電話によるデータ収集にノートPCやタブレットPCを使用した対面、リモート環境でのデータ収集が加わり、対象にできなかったサンプルからのデータ収集が可能となるため、アンケート結果に対してより正確な分析を行なうことができるようになります。
 一方、様々な手法でアンケートが行えるようになっても、サンプルがアンケートに素直に正しく回答しなければ、質の高いアンケート結果を得ることができません。より多くのアンケートを回収することはもとより、高い有効回答率を得るため「Desktop Author」に書式設定ツールバー、「survey wizard」の新機能を追加しました。書式設定ツールバーを使用することで、回答者の注意を惹くために、質問文のテキストに視覚的な効果を与えることができます。マウスをクリックするだけで太字、下線、フォントの色、フォントのサイズなど書式を変更でき、「Desktop Author」で回答者の視点で確認することができます。「survey wizard」は、「survey wizard」が提示する質問項目にオペレータが回答するだけで、目的に合ったアンケートを作成するアンケート作成支援ツールです。作成されたアンケートをそのまま使用することも、より目的に合うよう変更を加えることもできます。さらに、調査方法によっては適切ではない質問型やルーティングが選択されることを防ぎます。このため、アンケート結果に対する分析を見て、即座に意思決定を下すような場合には大変に有効なツールになります。

 このほか「Dimensions 5.0」では、集中管理の実現と標準化への対応を図っています。新たに搭載された「Predictive Enterprise Repository」は、アンケート調査を開発・作成する際に、企業全体での整合性、安全性、標準化を確保するもので、質問項目や組織内で作成されたアンケートを管理し、企業の基準(コーポレートスタンダード)を常に順守できるようにします。また、収集されたアンケート結果(リサーチ)は、長期にわたって追跡できるようになっています。

 なお、「Dimensions5.0」の製品概要は、次のとおりです。
 以 上

<「Dimensions5.0」製品概要>
■製品名:Dimensions5.0
■発売日:2008年6月1日
■販売方法:SPSSによる直販とビジネスパートナー経由の販売
■販売目標:2億円
■システム要件(サーバ)
・OS:Service Pack 1 の適用された 32 ビット バージョンの Microsoft Windows Server 2003 Standard Edition または Enterprise Edition、Service Pack 4 の適用された Windows 2000 Server、Service Pack 4 の適用された Windows 2000 Advanced Server (64 ビット バージョンはサポートされていません)
・CPU: Pentium 1GHz以上プロセッサ
・HD: 200MB以上の空き容量
・メモリ:512 MB 以上
・その他:
□Internet Information Server 6 以降(OSに付属)w/ASP .NET option
□Microsoft .NET Framework2.0 w/SP1, MDAC 2.8(製品CD-ROMに付属)
□Service Pack 4 の適用された Microsoft SQL Server 2000、または SQL Server 2005
□Microsoft Office Web Components(OWC)version 10 以降 (※mrTablesチャート機能)※mrInterview の必要システムは、構成ごとに異なります。

■ システム要件(クライアント)
ブラウザ: Internet Explorer 6.0 または7.0

■製品コンポーネント
「Dimensions 5.0」 は次のコンポーネント製品から構成される統合パッケージの名称です。
・mrInterview
データ収集ツール。複雑な分岐を含むウェブ調査および電話調査*を可能にします。
* 別売 CATI オプションが必要。
・Interview Player / Remote Manager
ノートPCやタブレットPCを使用した対面でのデータ収集を可能にし、安定したネットワーク接続が確保できない場所でのデータ収集を実施できます。
・mrTables
集計ツール。データ ファイルを複数のユーザーで共有し、ブラウザ上で集計を行います。
・Desktop Author
 簡単に、調査を設計できるオーサリングツール。
・Dimensions Reporter & Desktop Reporter
オンラインまたはデスクトップで、カスタムテーブルの作成を可能にする集計およびレポーィングツール。
・mrStudio
データ マネジメント、集計、インタビュー スクリプトを作成するオーサリング ツール。
・mrTranslate
翻訳支援ツール。1つのファイルで、複数言語のラベルを管理します。
・mrPaper/mrScan
Microsoft Word(R)に調査票を展開し、マークされた回答をスキャンするツール。
・Dimensions Component Pack
mrStudio のスクリプトをサーバ上で実行するためのコンポーネント。
・Dimensions Development Library
サンプル スクリプトやデータ ファイルなど、Dimensions 製品に関するリファレンス ガイド。
 以 上

■SPSSについて
SPSS Inc.(NASDAQ - SPSS)はPredictive Analyticsソフトウェアおよびソリューション提供のリーディング・カンパニーです。Predictive Analyticsは現状および将来についての信頼できる結論を的確に描き出すように、データを戦略的で有効なアクションにつなげることを言います。民間企業、大学、公共機関など25万以上の団体がSPSSテクノロジーを活用し、増収、コスト削減、プロセス改善、不正の発見と防止などに取り組んでいます。Fortuneトップ1000にランクされる企業のうち95%以上がSPSSユーザーです。SPSSは1968年に設立され、米国イリノイ州シカゴに本社をおいています。
 詳しくはWebサイトをご覧ください。
 PSS Inc.: www.spss.com / SPSS Japan: www.spss.co.jp
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