2007年、急増するデジタルメディアファイルの保管、管理、検索、配信をソフトウェアやハードウェアで行う、デジタル資産管理(DAM)ソリューションの世界市場は、3億3000万ドルを上回った。米国の調査会社ABIリサーチの調査レポート「デジタル資産管理(DAM):企業とメディア/エンターテインメント市場のアプリケーション」によれば、2013年に市場規模は10億ドルを上回るだろうと予測している。この市場の急成長の要因は何か?
「デジタル資産管理市場は、多くの要因が重なって成長している」と産業アナリストのZippy Aima氏は言う。「デジタルメディア資産の大幅な増加だけでなく、デジタルコンテンツのライブラリを共有して管理するため、企業の異なる部門間でのシームレスなワークフローを確立することも重要な要因のひとつである。」
「多くのベンダが、潤滑なワークフローで協同作業を実現するソリューションの開発に取り組んでいる」とAima氏は言う。「デジタル資産管理システムはもはや孤立した環境で運営するものではない。現在市場で提供されているソリューションは、第三者のアプリケーションや企業の既存のシステムと密接に連動している。」
現在、デジタル資産管理は政府、金融、教育、小売、メーカー、医薬などの幅広い産業分野で活用されているが、印刷物の製作からマーケティング部門や広告代理店に広がり、ネットに掲載されるビデオコンテンツの急速な増加によって、メディアやエンターテインメント業界にも導入されるようになってきた。
デジタル資産管理ベンダは様々で、多様な製品を提供するHP、EMC、Microsoftといった企業も含まれる。またNorth Plains、Vfinity、ADAM Softwareなどの特定の分野に特化している企業も参入している。参入の経緯は、既存DAMベンダを買収したことや、以前からこの分野に注力していること、などである。また、ソフトウェアのソリューションのみ提供している企業もあれば、ハードウェアも取り入れている(その結果、エンドツーエンドソリューションの提供が一層容易となっている)企業もある。またデジタル資産管理をマネージドサービスとして提供する動きもわずかではあるが増えつつある。これは特にエントリーレベルに適している。
ABIリサーチの調査レポート「デジタル資産管理(DAM):企業とメディア/エンターテインメント市場のアプリケーション」は、企業とメディア/エンターテインメント市場のDAMソリューションの役割に焦点を当てている。市場の促進要因や阻害要因を記載している。また現在の動向を論考し、デジタル資産管理ソリューションを提供するベンダのプロファイル、価格分析、地域と市場セグメント別の市場予測を提供している。
この調査レポートは「デジタルメディア年間リサーチサービス」の一環である。
◆調査レポート
デジタル資産管理(DAM):企業とメディア/エンターテインメント市場のアプリケーション
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