ウルシステムズと富士ソフトディーアイエス、小売業向け流通BMS分野で協業

小売各社が安心して「流通BMS」対応できるサービスを開発・提供

ウルシステムズ株式会社

2008-07-25 11:30

ウルシステムズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:漆原 茂、以下 ウルシステムズ)と富士ソフトディーアイエス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:浜 文男、以下 富士ソフトディーアイエス)はこのたび、流通ビジネスメッセージ標準(以下、流通BMS)(注1)分野で協業し、小売業向け「流通BMS」対応サービスの提供を開始いたします。
流通業界では、経済産業省の主導により「流通BMS」が2007年4月に策定され、大手小売業を中心に流通業界各社にて導入への取組みが本格化しています。自社の業務を止めることなく「流通BMS」に対応したEDI取引を実現するためには、IT技術だけでなく流通業の独特な業務ノウハウが必要です。ウルシステムズは、「流通BMS」対応EDIソフトウェア「UMLaut/J-XML」(注2)導入数100社以上の実績があります。富士ソフトディーアイエスは、流通業界におけるシステム構築実績とノウハウが豊富です。今回の協業では、両社の強みを生かした以下の3つのサービスを立ち上げました。システム構築から運用までを富士ソフトディーアイエスが、「流通BMS」対応EDIソフトウェアの提供と導入コンサルティングをウルシステムズが担当します。数多くの信頼と実績を獲得している両社の協業により、小売業各社は安心して「流通BMS」導入を実現することができます。

・流通BMS システム構築サービス(富士ソフトディーアイエスが提供)
・流通BMS ASPサービス(富士ソフトディーアイエスがウルシステムズの
「UMLaut/J-XML」を用いて提供)
・流通BMS 導入コンサルティングサービス(ウルシステムズが提供)

ウルシステムズと富士ソフトディーアイエスは、本サービスの提供により3年間で10億円の売上を見込んでいます。両社は、今後流通BMS関連コンサルティング及びシステム構築サービスを通じて「流通BMS導入」を推進し、小売業各社の業務改善に貢献してまいります。

用語解説

(注1)流通BMS
「流通ビジネスメッセージ標準」の略称。2007年4月3日にver1.0が公表された。大手総合小売業や食品スーパーで構成する「次世代EDIワーキンググループ」が策定したEDIの規格。受発注業務のプロセスや、交換するデータ項目などが規定されている。通信回線にはインターネット、データ項目の表現形式にはXMLを利用する。現在、経済産業省の外郭団体である流通システム開発センターが普及活動を実施している。

(注2)「UMLaut/J-XML」(ウムラウト ジェイエックスエムエル)
ウルシステムズが開発した流通業界向け次世代EDIソフトウェア。
従来のJCA手順に代わり、インターネットを活用して高速かつ安価な企業間取引を実現する次世代の受発注ビジネスソリューションで「流通BMS」に対応している。企業間取引に関する全業務パターンに簡単に対応できるほか、これまでのEDIシステムでは実現できなかった伝票明細レベルでの詳細情報の確認などができる。利用企業は、業務効率化、伝票レスの実現、コスト削減などが可能。

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