インドの消費者は、燃費がよくて価格の安い小型乗用車を選択するため、小型乗用車の生産は国内向けが多い。しかし、原油価格の高騰により、ガソリンの価格が上昇したため、世界の消費者が価格変動の影響の少ない小型車を求めるようになってきている。
このことが、インドの乗用車メーカーのビジネスチャンスを拡大している。つまり、インドの自動車メーカーは、小型車の需要を満たすために組立て工場を大型車生産向けから変更しなければならないような先進諸国などの国々に向けて乗用車を輸出しているのである。
調査レポート「インドの自動車セクター調査:車種別市場分析、売上、生産台数」は、投資コストの高い先進市場の価格競争も、インドの国外乗用車販売に拍車をかけていると述べている。インドの低い生産コストも、乗用車の輸出に影響を与える要因である。その他にも、低コストの設計や調査費は多くのメーカーにとってR&Dや小型車の工場をインドに設立する動機となっており、それは先進国に車を輸出するよりも重要である。
原油価格は、今後、1バレル100ドル前後で推移するだろう。また、温室効果ガス排出(GHG:Green House Gases)の問題が大きくなって、排気ガス汚染規制基準が厳しくなるだろう。これらのすべての要因が、インドのコンパクトカーの今後の需要にとって明るい材料となるだろう。
[調査レポート]
インドの自動車セクター調査:車種別市場分析、売上、生産台数
Indian Automobile Sector - A Booming Market
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