独立分離型の制御システム
ジュニパーネットワークスは、1996年に発売開始した「M40」マルチサービス・エッジルーティング・プラットフォームで、世界初となる制御プレーンとパケット転送プレーンの完全分離独立を実現しました。今日では、この技術は、IPインフラにおけるルーティング・アーキテクチャの基本になっています。
その後、ルーターの制御プレーンならびにパケット転送プレーンの機能は、ネットワーク・トラフィックの急増とともに拡張されてきました。しかしながら、サービスプロバイダにとって、制御プレーンとパケット転送プレーンを同時に拡張することは、大きな課題でした。「JCS 1200」は、この課題を解決するためのソリューションです。
今日の統合型ネットワークにおいて、IPTVなどのサービスの品質、セキュリティ、パフォーマンスを確保することは、サービスプロバイダにとって、最優先事項になっています。「JCS 1200」は、ジュニパーネットワークスの「Tシリーズ」ルーティング・プラットフォームの制御プレーンを完全に分離、拡張させることで、それぞれのサービスに特化した安全で柔軟な仮想化環境を構築します。
卓越した拡張性と運用効率
「JCS 1200」は、ジュニパーネットワークスの革新的な制御プレーンとパケット転送プレーンの分離、「JUNOS」モジュラー型ネットワークOS、ロジカル・ルーターなどの技術を結集したシステムです。12RU構成で、12のREスロットを搭載しています。「JCS 1200」のおもな特長は、以下の通りです。
RE専用システムとして、40Gおよび100Gパケット転送プレーンの機能と完全に分離しています。
「JCS 1200」は、複数ルーター間でサービスごとの機能分離・統合を実現するため、ネットワークの運用効率を向上させます。
制御プレーンが「JCS1200」に集約されることによって、運用がシンプルになります。その結果、新しいサービスの企画、試験、導入の時間を短縮します。
インフォネティックス・リサーチ社の主席アナリストであるマイケル・ハワード(Michael Howard)氏は、「新しいサービスを迅速かつ効率よく展開することは、サービスプロバイダにとって、厳しい競争に打ち勝つための必須条件です。そのために、制御プレーンの能力がますます重要になっています。ジュニパーネットワークスの『JCS 1200』は、制御プレーンをシステムとして分離して拡張させることで、サービスプロバイダの市場における差別化の実現に大きく貢献します。」
ジュニパーネットワークスのIPG(Infrastructure Products Group)担当執行役副社長であるキム・パーディキュー(Kim Perdikou)は、次のように述べています。「制御プレーンを分離して機能を拡張することは、次世代のルーティング技術と考えています。サービスプロバイダは、品質の高いサービスの迅速な展開によって収益を向上させることができます。ジュニパーネットワークスは、業界初の制御システムで、機能の拡大とより効率的な制御を実現するだけでなく、今日の統合型ネットワークにかかるコストや管理の煩雑さを低減していきます。」
ジュニパーネットワークスについて
ジュニパーネットワークスは、ハイ・パフォーマンス・ネットワーキングのリーダーです。一元化されたネットワークにおけるサービスおよびアプリケーションの展開を加速するのに不可欠な、即応性と信頼性の高い環境を構築するハイ・パフォーマンスなネットワーク・インフラストラクチャを提供し、お客様のビジネス・パフォーマンスの向上に貢献します。ジュニパーネットワークスに関する詳細な情報は、以下のURLでご覧になれます。
www.juniper.co.jp
ジュニパーネットワークス株式会社について
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