ヨットメーカーのCONSTRUCTION NAVALE BORDEAUX (CNB)社が製品開発の舵取りパートナーにPTC(R)を選定

高級ヨットメーカーの世界的リーダーであるCNB社が船舶設計で幅広くPTCの製品開発システム(PDS)を活用

PTCジャパン株式会社

2008-12-25 00:00

【2008年12月25日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、社長兼CEO:リチャード・ハリソン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)は、Construction Navale de Bordeaux (CNB)社が、同社の船舶設計にPTC PLM(製品ライフサイクル管理)ソリューションを全面採用しているという米PTCの発表を明らかにしました。CNB社は1987年に設立されたBénéteauグループの企業で、高級単胴船やカタマラン(双胴船)(BordeauxおよびLagoonシリーズ)、フランス国家憲兵隊の高速巡視船、漁船(CNB Proシリーズ)、トロール船などを設計、製造しています。CNB社は現在、漁船から高級カタマランまですべての製品をPTCソリューションで開発しています。
CNB社は現在、PTCのパラメトリック3次元CAD、Pro/ENGINEER(R)で製品設計を、ProductView(TM)でデジタルモックアップ(DMU)ならびに部門間や欧州サプライヤとのビジュアルコラボレーションを、Windchill(R)でコンテンツおよびプロセス管理を、またArbortext(R)でテクニカルイラストの作成を行うなど、さまざまなPTCソリューションを活用して製品開発システム(PDS)環境を構築しています。PTCのソフトウェアは設計から製造に至るまであらゆる場面でその存在感を示し、異なる設計サイクルにも対応しています。さらにCNB社では2009年2月にPTCの技術計算ソフトウェアMathcad(R)を同社のPDS環境に組み込む予定です。


製品の品質ならびに顧客満足度の大幅向上を実現
CNB社のヨットは性能、快適性、安全性において一切妥協していません。同社は70フィートから117フィートまでのカスタム仕様の高級モデルを提供していますが、その設計には6、7人の職人に加えて機械工、配管工、電気技術者、船大工、および船楼等上部構造の専門家が持つ技術・技能が組み合わされ、部品点数は3,000から15,000にもなります。そのような製品を設計・製造するCNB社にとって、PTCのPDSのメリットは明らかです。2次元設計から3次元設計への移行により導入初期は設計部門での作業時間が増加したものの、最終製品の品質ならびに顧客満足度は格段に向上しました。ProductViewのデジタルモックアップ機能により、顧客がプロジェクトの進捗状況を確認できるようになっており、幅広いデータ出力も可能で、また、Arbortextの導入により組み付け指示に関する問題も解消しました。


特にPTCのPDSを全社PLMシステムとして導入したことで、CNB社は他に類を見ないCAD/CAM機能やERPシステムとの連携機能を活用できるようになりました。これにより開発プロセスが合理化され、CNB社の主力製品である62フィートの豪華カタマラン「Lagoon 620」の開発に大きく貢献しました。またPTCのPDSは、開発チームの作業時間を分割し、効率の大幅アップを促進しました。


CNB社のデジタル部門を率いるウィルフリード・カデュー(Wilfried Cadiou)氏は、「Pro/ENGINEERとWindchillの組み合わせは、PLMソリューションの中でも最高のものであることは間違いありません。PTCのソリューションには拡張性と順応性があり、我々の作業方法を革新的に変えて拡大する企業のニーズに対応する、理想的なソリューションです。2001年に80名だった当社の社員数は、今や500名以上に増えました。当社のヨットは毎年、さまざまな賞を受賞しています。PTCのソフトウェアにより、高性能な製品を最短時間で設計することが可能になりました。またPTCは顧客を大切にし顧客の声に耳を傾ける企業であり、真のパートナーシップ精神のもと、当社の成長をサポートしてくれています」と述べています。


PTCヨーロッパのシニアディビジョナル・バイスプレジデントであるマーク・デュアン(Marc Diouane)は、「CNB社のヨットは世界中のあらゆる海を航海しており、その最新鋭製品の設計、製造に、PTCのソリューションが貢献していることを誇りに思います。PTCの製品開発システム(PDS)は特殊なレジャー船を含むあらゆる造船ニーズに完璧に対応が可能なシステムであり、CNB社がそのことを証明してくれました。PTCは今後もCNB社の開発チームと緊密な連携を取り、開発プロセスの最適化と造船業界における競合との差別化を進めるためのご支援をしていきます」と述べています。



* カタマラン「Lagoon 620」は以下をご参照ください。
(リンク »)
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Construction Navale Bordeaux社について
CNB社は1987年に設立された、世界をリードするヨット製造メーカーで、Bénéteauグループの一社です。パリ証券取引所の第2市場に上場されています。著名なワインの葡萄畑から数百ヤード離れたガロンヌ川沿いに位置するCNB社は、2万4000平方メートルの敷地内に1万2000平方メートルのビルを構え、正面には進水式や試運転も可能な水深のある300メートルの埠頭も備えています。20 – 32メートルクラスの高級ヨットを40種類以上製造するCNB社は、その製品品質において市場から絶対的な信頼を獲得しています。Construction Navale de Bordeaux社の詳細については、Webサイト (リンク ») をご覧ください。


PTCについて
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品ライフサイクル管理(PLM)、コンテンツ管理、エンタープライズ・パブリッシングの各ソフトウェア・ソリューションを世界50,000社以上の企業に提供しており、その中には製造、出版、サービス、官公庁そしてライフサイエンスなどの産業分野の革新的な企業が含まれます。PTCの株式はNASDAQ市場に公開されており、S&P Midcap 400とRussell 2000の両指標に含まれています。


PTCジャパンについて
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)。PLMソリューション製品群「Windchill」、コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、エクスプリシットモデリング/データ管理ソフトウェア「CoCreate」、エンタープライズ・パブリッシング・ソリューション「Arbortext」、技術計算/ドキュメント化支援ソフトウェア「Mathcad」、データ・ビジュアライゼーション・ソフトウェア「ProductView」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内5事業拠点。
Webサイト: (リンク »)



* PTCの社名、ロゴマークおよびWindchill、Pro/ENGINEER、CoCreate、Arbortext、Mathcad、ProductViewなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。


以上
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